3/13の日記          文は田島薫



ユ−シロセンセーの兄貴が来た


先週の金曜日の晩に北海道からユーシロセンセーの兄貴が、翌日沿線での売家の測量

立ち会いのためにわが家へ来る、というのを数日前の電話でわかってたんで、その必

要もなさそうだったんだけど、いつものル−ティンスケジュールを1日前倒し、家人

といっしょに午前中掃除し午後食料の買い出しに行った。当初の兄貴の予定では当日、

地元の老人会を済ませて来るんで夜の9時ごろになっちゃいそう、ってことだったん

だけど、その午後当人から電話で、2時間早く着けそうだ、ってことだったんで、腹

ぺこで来るように伝えた。

魚に豆腐に納豆に具沢山味噌汁、って毎日わが家の定番メニューに、少量のほうれん

草ごまあえと小さいさつまあげを追加しといたら、予告通りの時間にやって来た兄貴

は、大量の地元製高級さつまあげとチョコポテトチップを持参してくれたんで、食え

るだけそれも追加して老人会の話や世間話などしながらビールとウィスキーで酒宴。

翌朝、兄貴は食後10時ごろ、満足そうな笑顔とお礼の言葉をくれてわが家を出た。

いつもの家事は前日に済んでるんで余裕たっぷり、のんびり新聞読んだり、録画しと

いたビデオ見たり、ギター弾いたりしてると、午後んなって妹から電話があり、電動

歯ブラシの替ブラシが引越しのためか見当たらなくなったんで、ネットで探してくれ

ないか、って言うんで、あれこれ検索してると、高額な正規品の他に価格のピンキリ

な互換商品が山のように紹介されてるもんで、それぞれを検証してたら、けっこうな

時間を浪費、試みに一番安いのを注文してみることに妹と合意。

翌日曜も、家でのんびりぐずぐず前日と同じようなことして過ごしてると、外出好き

の家人がどっか散歩に行きたい、って言うので、ふたりで1番目の最寄り駅まで散歩。

途中、ずっと工事中だったワンブロック全部を占める巨大なマンションアパートがほ

ぼ完成したらしく、防御パネルが全部はずされてたんで、玄関アプローチや側面の植

え込みなんかを査定しながら半周したら、人通りのない道路でモデルルーム紹介のチ

ラシをくばる関係社員らしい青年がひとり寂し気に立っていた。

デパートの薬局で切れた効果の薄い養毛スプレイを2本買おうとしたら1本しかなかっ

たのを買い、書店で立ち読みをし、レンタルDVDを物色してから家人が1本だけ借り、

夕陽の中を坂を下り近所のスーパーを経由し水もらったり納豆なんか買って出たら、

奥の家の大おくさんが買い物に来るところに遭いあいさつ、家の前でななめ向かいの

近年両親を続けて亡くした50代息子が掃除してるとこに声かけてあいさつした。


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