11/27の日記          文は田島薫



散歩の途中で重大事件発生の可能性


先週は、チャーリーパーカーなんかをBGMにインターネットで創造思考の濱口秀司さ

んの対談や吉本隆明さんの講演を読んだり、ミクシーやフェイスブックに日記を書き

込んだりしてたんだけど、木曜は勤労感謝の日で休日なんでふだん勤労してるわけで

もないのに休日にした。で、昼間からギター弾いてると、家人がシナモンガールやる

?って聞くんで、アンプにベースと私のテレキャスターつないで、ついでにマイクも

つないで合奏。オリジナルのやつもやろう、って家人が乗ってるんで始めたら、しば

らく歌ってないうちに自分で書いた歌詞を大分忘れてることに気づき、どっかに記録

してたはずだ、ってあちこち探したんだけど、どうでもいいような別の歌詞のコピー

ばっかりしかみつからないもんで、演奏会はフェイドアウトの終了。

あっと言う間の週末。ふたりで掃除や食料の買い出しし、その場運動土曜スペシャル

メニューをこなして汗をかいて風呂に入り、晩餐にビールとショーチュー。

その日はわが浦和レッズがホームでアジアチャンピオンズリーグの決勝をやってるん

だけど、BSのないわが家は、午前1時41分からの録画を観ることにしてスポ−ツ速報

を見ないように気をつけながらタイマーをセットして仮眠。

起きたら家人と今度はホットミルク飲みながら応援。接戦を制して1-0でレッズが10

年ぶりのアジアチャンピオン。家人とハイタッチしてからまた安眠。

翌日曜は、せっかく日曜なんだから外行こう、って家人の催促で、また、散歩に出発。

すでに東西南北たいていのとこ歩いてるもんでできるだけ歩いたことのない道を探り

ながら番目の最寄り駅まで大きく西南の方へ迂回しながら歩いた。

で、県庁の裏通りぬけて中央通りの交差点へ出ようとした時、手前のビルから非常ベ

ルが鳴り続けてるのに気がついた。人通りはほとんどないにしても、近所歩いてる人

はだれもそれを気にしてない様子。こりゃまずいんじゃないか、って思ったんだけど、

110番するほどでもないかと、近くの県立施設の受付行って、近くの交番への連絡を

頼んだら、なんだか色々調べてから電話をかけるのに少し手こずってるようなんで、

じゃ伝えておいてください、って立ち去ろうとしたら、ちょっと確認して来ます、っ

て係の中の女性のひとりが外出ていったんでついていったら、まだベルは鳴り続けて

る、少し様子を見てみます、って立ったままなんで、ど〜様子見るのかと思いながら、

とりあえず早く交番に連絡した方がい〜ですよ、って立ち去ったんだけど、さて。

それから、何ごともなかったように、地元の老舗書店へ数十年ぶりに行ってみたら、

タイムスリップしたようにほぼ昔のままの佇まいだった。


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