1/10の日記          文は田島薫

スペインへ行って来た


先週の水曜から6日間の海外旅行格安パックで家人と出かけバルセロナで3泊してきた。

夜の9時過ぎに成田空港を立ちドバイで3時間のトランジット後、現地の昼過ぎに着い

て、すぐに機内で合流した旅行会社の噺家口調でにこやかな添乗員と日本語のよくで

きる現地女性ガイドとともに、われわれを含め17人の参加者はバスでなんとか、って

丘へ、起伏のある地形に並木や鋪道もきれいに整備された公園でそこから街も見渡せ

る、私と家人はそこの売店でカプチーノを2つ買った。その後市街へ戻り、無線イヤ

ホーンで現地女性ガイドのしゃべる日本語を聞きながら徒歩であたりのガウディ作の

住居ビルをふたつばかり外からみんなで見物してから、少しまたバス移動、現前に大

迫力に立ちふさがるサグラダファミリアを池の前から見物。中に入り内部の造形やス

テンドグラスからの七色の光が空間の一部を染める絶妙な演出などに感心したり、一

通り展示物ながめたり、座れば撮影オーケーと思い込みだめエリアで係員に注意され、

思わず合掌、携帯を手からすべり落としたり。その後海辺のレストランへバス移動し、

中年女性2人組の隣で家人主導で少し会話しながら海鮮サラダやパエリヤなどで夕食。

パックメニューの甘いワインドリンクの他、私はビールを2杯オプション注文。終了

後バスでホテルへ戻り1日目の終了。

2日目はホテルでバイキングの朝食後9時にバスでバルセロナから2時間移動、北東の

街にあるダリ美術館へ。ごちゃごちゃおもちゃ箱かびっくり箱のような展示をたっぷ

りながめてから、レストランでパックメニューのランチ、サラダの他大量の豚や鶏の

ローストが出て、私は豚だけ食って腹いっぱい、お馴染みワインドリンクの他ビール

注文し、大テーブルで周りの参加者とどうでもいいような行程の意見交換。

その後、そこからバスでさらに1時間、ピレネー越えたところにあるダリ邸へ、びっ

くりおもちゃ箱のようなインテリアを見物。外へ出て、海岸沿いの邸や土手沿いの他

の建物や木々や小道の景色が美しかったんで何枚か撮影。

午後8時ごろホテルに戻った後は帰国まで自由行動、ってことで、ふたりで旧市街へ

歩いて行き、最も地元らしい素朴なバルに入りビールとイワシフライを注文して、い

わしを待ってる間椅子席はほぼ満杯だったんでカウンター前に立ってたんだけど、家

人は気分の悪さを訴えその場へしゃがみこんだもんで、奥の若者たちんとこへ行き、

空いてる椅子指差して聞くと、外でたばこすってるやつらのだ、って言われ、別を探

して見回してると、ここのは1個余ってる、って言うんで取りに行き礼を言ってそれ

を端に置き座らせて、奥に立ててあった小さなテーブルを勝手に運んで来て家人の前

にセット、カウンターのイワシとビールをそこに移した。

店の主人がこっち向いたんで、オーケー?って聞いたら、親指を立ててうなずいた。

私は立ってビール飲んでると、また若者がもう1個椅子を持って来てくれたんで礼を

言った。家人に水を注文し、家人は何度かトイレを往復して、みんなに大丈夫か、っ

て心配されてる間、私は大量のイワシを1人で食い、ビールをお代わりしてからお礼

を言って少しのチップつき支払いしたら、主人、家人に水をサービスしてくれた。

3日目も終日自由行動、機内で残ったパンにホテルの朝食の残りのサーモンとチーズ

でサンドウィッチ作り、途中の市場で買ったオレンジ2個とバナナ1本とビールとコ

ーヒーで海岸の公園のベンチに座りランチ、その後旧市街を歩きまわり道に迷ったり、

ホームレスに残った食品をプレゼントしたり、買った焼き栗をどっかのショップビル

のふちにホームレス風とわれわれ2人ならんで座り食ってたら、店員から追いはらわ

れそうになったり、昨夜の幻のバルを探して4件ほどカフェやバルで飲食したり。


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