黄とら固まる
真夏日のようになった先週末の午後、家人と自転車で食料買い出しにでかけたねこよ
こちょう入口角の家。庭をのぞくと、ねこさんたちはだれもいなかった。あ〜、暑い
からな〜、って通り過ぎ、ってここまで先週の文使いまわし。で、行こうと思った時、
すぐ横手の目の前に黄とらが、だるまさんがころんだ、って言われ終わったばっかり
のよ〜な体勢で佇んでいた。われわれは、よ、って手を上げてあいさつしてんだけど、
ねこさん、びっくりしたような顔のまま動かない。しばらく同じことくりかえしてた
ら、ねこさん、ふいに後ろ向いて裏手の方向へゆっくり歩いてった。
いやいや、あのいつもの台の上はあちくていらんないね〜、きょうは、ひとつ、裏の
方へ行って昼寝してみっかな、うん、い〜とこに気がついたね〜、ぼくは、えらいっ、
ぼくんち、こんなに広いのに、ど〜してそこに気がつかないのかな、みんなは、え?
こ〜、ぱっと、気がついちゃったぼくはさっさと涼し〜方へ歩いて行くんだね〜、つ
ってると、なんだなんだ、急にあのまぬけずら2人組がそばに立ってるぞ、こんなに
そばで笑ってやがんの見るとなんだか無気味だね〜、さて、ど〜すっかな、へたに動
くとつかまっちゃうかもしんないから、ゆっくりと、後ずさる、って方がい〜かな。 |