6/20のしゅちょう 文は田島薫
(ストレス、について)
きのうテレビ見てたら、キラーストレス、ってタイトルで、ストレスが身体の病
気を引き起こすメカニズムについてやってて、特にびっくりするような新しい情
報という感じはしなかったんだけど、実際の実験でそのメカニズムがかなりはっ
きり証明されたらしいことに感心したもんで、それの対処について具体的に試み
るのもいいと思ってご紹介。
内容を簡単にまとめると、ストレスを感じた脳の一部から出された特殊な伝達物
質が全身を緊張状態にさせて、緊急事態に対処する体勢にさせる、といった必要
な機能なんだけど、これが現代人は知らずに恒常的にそういうストレスを感じる
状況が続く傾向があり、そうすると、血圧上昇やら、免疫機能の低下などの一時
的なら有効だった体への負荷が、身体生理のバランスを壊して病気を引き起こし
やすい、ってことのようだ。
ストレスの対処としては、それを感じた時に、それをやわらげたり解消した気分
にさせるような気分転換の自分なりの方法をふだんからいくつもリストアップし
ておいて、それに切り替える習慣をつけることや、全身の力をぬいて、ゆっくり
自分のペースで呼吸をして、雑念が出て来てもそれは無視して、その自分の呼吸
や、五感に感ずる自然にだけ意識を集中する、ゆるい座禅のようなことをするの
が明らかにストレス除去に効き免疫力も上がるらしい。
私も仕事中心だった時にくらべて今はほとんどストレスのない生活をしてる気が
するんだけど、なにかちょっとした、例えば楽しいはずの旅行に出かける、とい
ったような時に、日常生活のリズムをみだす要素について気になりだすと、けっ
こうストレスになってる気がするから、ストレスの原因はいつでもあるのかもし
れないわけで、大きな業績残した芸術家やなんかでもけっこう病気で早死にした
りすることが多いのもストレスのせいが多いんだろうから、さほど重大な立場で
もない庶民だって真面目にそれをとらえた方が断然有利なはずだ。
ストレス解消の心構えは、長命な禅僧なんかの生活態度とも共通のようだから、
そういったもんから精神修養のようなことすんのもよさそうで。
戻る