3/22の日記          文は田島薫



法事のついでに18きっぷの旅


週末に長野で家人のおやじの一周忌があったんで、前日の朝、青春18きっぷ使って

中央線各駅停車の旅。1時ごろ上諏訪に着き駅そばの丘の急石段を上った。その高

台の道の始まりには古い神社があり、そこそこ高い石段をわれわれが上がって行く

のと同時に数人の正装したおやじたちが上がって行って、神主と打ち合わせしたり

境内の掃き掃除したりしてたんで祭りかなんかの準備のようだ。そこをひと見回し

してから道に戻り、住宅が立ち並び湖を遠望しながら丘を巻いてのびる道を家人と

ふたりでのんびり歩いた。下ってもまだ30分以上列車の時間が余ってたんで、湖の

の方にも行き、千人風呂で売りの古い建物の入口あたりだけ入ってから湖畔を見て、

列車で松本を経由して長野駅へ、デパートのテナントとんかつやでとんかつやしょ

うが焼き定食にキャベツお代わりして食ってから朝食のヨーグルトなんかを買い込

んで駅から歩いて20分の予約してた安ホテルへ。

翌日はホテルからまた歩いて善光寺へ、拝観料払ってでかい門に上がったりしてか

ら、家人贔屓の老舗ホテルの喫茶店で家人はコーヒーにサンドウィッチ私はビール。

駅で私は立ち食いそば食ってから12時すぎに家人の兄貴とおちあい、タクシーで、

信州新町の山寺へ。法事が済んだら、タクシーでさらに山奥の墓に花をたむけて、

地元の元町営保養所だった温泉旅館へ。風呂入ってから食事までビールで酒宴。

食堂で天ぷらや刺身などのご馳走食いながら地元のいとこからの差し入れのショー

チューや地酒を飲んでるところへ当のいとこが母親を連れて顔を見せ、30分ほどで

兄貴と土産の交換をしてから帰って行った。食後、部屋に戻り、兄貴と酒宴でショ

ーチューのボトルを空けた。

翌日は朝食後またタクシーで長野駅へ、兄貴と別れてから、スーパーなどで食料を

買い込み、昼前に飯山線で18きっぷの旅再開。飯山駅で一旦下車して時間調整。

新しい駅のきれいな案内所の椅子で昼飯のコロッケパンや温泉卵食いながら、白人

夫婦がバス停で斑尾山行きバスの発車を待ちながら記念撮影したりしてるのをなが

めた。1時間弱後の列車で雪の残る沿線をながめながら飯山線を行き越後川口で乗

り換え上越線上りで沼田駅に着いたのは午後6時ちょい前。駅前の長い急坂を上り、

さらに急な階段と坂をずーっと上りつめた上が、ブラタモリでも紹介された沼田の

河岸段丘、黄昏れ時の絶妙な色合いの空と急坂下の夜景の見え方が新鮮。

頂上のふつうの商店街にあるのコンビニで水買ってからさっさと坂を下り、7時前

の列車でトマトやちくわやいとこ土産のフキのおやきや同おこぼれの古酒泡盛をち

びちびやりながら一路帰路へ帰宅は午後9時半過ぎになった。


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