思いつくまま、気の向くまま
  文と写真は上一朝(しゃんかずとも)


シャンせんせいのガンリキエッセー。
シャンせんせいが、安倍政権の危険性の理由を簡単に。





水仙




水仙の花言葉は「自己愛」。

自分のことがかわいくて、ややもすれば自己主張が強すぎる。日本では、ナルシストで

とおっている。

語源はごぞんじギリシャ神話のナルキッソスに発する。


自己愛、自己主張というと、ぴったりの人間がいる。安倍首相だ。

最近、昭和31年に設立された内閣憲法調査会での各委員の発言録音が発掘された。

今も昔もというべきか、昔も今も変わらないのは委員会を招集した側に都合のいい委員

が大半をしめているということだ。しかも、改憲派委員の発言が憲法の内容よりもGH

Qによる押し付け憲法だから換えなくてはいけないという意見に占められているところ

も今も昔もかわらない。

これを伝えたニュースのコメンテータが、「憲法の文言を考えないで憲法ができた環境

にこだわっている。戦後公職追放から復権した戦前の政治家が、自分たちを負かした敵

に押し付けられた憲法だから改憲するというのではおかしい」と言っていたがそのとお

りだと思う。

安部首相は、戦後復権した祖父岸信介元首相のなしとげられなかった憲法改正と、戦前

型保守政治への回帰をなすべく盲進する自分のすがたに陶酔しているのではなかろうか。

敬愛する祖父岸元首相が60年安保で退陣をよぎなくされ、手をつけられなかった憲法

改正の遺恨試合をしている自分の姿に酔っている安倍首相はナルシストそのものである。

きれいな花の話しのはずが、とんだうすぎたない話しになってしまった。


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