2/22の日記          文は田島薫



風邪引き家人からのプレゼント


先週末ぐらいから家人がどうも風邪気味で寒気を訴えるんで、コタツ以外めったに

つけないエアコン暖房と加湿器つけてやってたんだけど、時々横んなったりしてた

と思うといつのまにか起きだして洗濯やったり私のジーンズの修繕やったりしてる。

そうしてる土曜の昼ごろなにか宅配が届いて家人が玄関に行き、荷物受け取って来

て洋服屋の包みを開いてるんで、何買ったんだ?って聞いてみたりしてるうちに、

出てきたのはダークグレーのでかいセーターで私にプレゼントだって。

私はセーターをいくつも持ってるんだけど、アバウトな性格のおふくろが編んだ首

の部分が開きすぎてる上に穴だらけのやここんとこいつも着てるのは防寒には目が

荒いアクリルでのびきってるし、ウールのは私のアバウトな手入れでどれも寸詰ま

りにちじんでるし気になってたようだ。

すぐに着てみて、お、いいじゃねーの、似合うし、って言って、よかった、って喜

んで立ち上がった家人の靴下の指先にはでっかい穴が。おいおい、感動的な情景に

なっちゃったじゃねーの、自分のことはほっといてつれあいのもんを買ってあげち

ゃう、ってしばし、その感動イメージをふたりで味わってみたんだけど、実は家人

は靴下もきちんとしたセーターもいっぱい持ってるので心配はないのだ。

日曜日はそんなわけで、寒かったせいもあり、われわれはランチに狭いベランダに

も出ず、暖房の部屋で、私はユーチューブのジミヘンかけたりテレキャスターをア

ンプにつないでレッドツェッペリンやクリームのフレーズ弾いたり、アコステック

でニ−ルヤング弾いたり、新聞の読書欄や図書館で借りたジミーページの伝記読ん

だり家人は台所掃除したり小豆煮たり。

テレビはあんまりおもしろくないんで、晩は録画してあったビデオをいろいろ観な

がら晩飯の鍋でビールとショーチュー、家人は風邪なんで梅酒のうすいのを少々。


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