2/15のしゅちょう 文は田島薫
(自由の危機、について 2)
育児休暇を申請して話題になった自民党新人議員が女房の妊娠中に浮気をしてた、
ってことで、ここんとこマスコミでも大騒ぎし、当人も辞任会見したりの後もまだ、
ワイドショーなんかで、人格がどうのこうのとかやってんだけど、そんな個人的な
どうでもいいようなことについてあーだこーだやってるより、その前に、安倍政権
のぬいぐるみをすっぽり着込んじゃったらしい女性議員が、自分らが公正性に問題
ありと判断した報道番組の放送を停止させることもありうる、などと発言したこと
の重大さをもっと問題にするべきだろう。
安倍政権は、とにかく国民を愚かな者と決めつけてるようで、それを指導するのは
国民に優れた者だと選ばれた自分たちの義務だ、って思い込んでる風で、常に、国
民の意見を尊重しなどと言いながら、募集したパブリックコメントの多数意見など
聞いたためしがないようだし、憲法学者の意見だって完全無視、自分たちの判断が
いつも一番重要視されるべきもんだとばかりに、勝手なこと思いついちゃなんでも
強行してしまうつもりのようなのだ。
憲法が政治家の暴走を歯止めさせるものだ、ってことを知ってか知らずでか、とに
かく、その歯止めをできるだけはずして、いつでも自由に国民を指図できるように
したいと考えてる模様で、憲法改正案の中には自分たちの義務ははずすくせに、国
民には家族はこうあれ、ああせいこうせいなどの指図満載。
北朝鮮やイスラム国が攻撃してくるような緊急事態にそなえて、って言いたいのだ
ろうが、そういった危険な状況を招くのが、そういった他国への敵視政策そのもの
なのだし、緊急事態だって、疑心暗鬼の目ではいつでもつくり出されてしまうこと
は過去の戦争の歴史が示してる通りなはずなのに、それの総括や理解はどういうこ
とになってるのかこっちが疑わざるおえないわけで。
不完全な人間たちがなにかで暴走してしまわないように国民のための色々なルール
を作って知恵をぶつけあい歯止めして行くのが憲法を基にして政治家と国民との意
志疎通の活性化、といったことのはずなのに、政治家である自分たちを絶対化し、
それ以外をどんどん過小にして行こうとしてる現政権は、表面上、今のところ経済
的に安定してる層には安全に見えるかもしれないけど、早急に辞めてもらう方がい
いのだ。歯止めなしにどんどん暴走狂信団体になりつつあるのだから。
戻る