1/4の日記          文は田島薫



戦いで明ける新年


ここんとこ新年元日は映画に行くのが家人と私の恒例になってたんだけど、今年の元日

はわが浦和レッズが天皇杯の決勝まで進んだためにそれは翌日に延期し、歌人が年末に

友人とこで餅つきしたやつを歌更新時おすそわけに持ってきてくれた餅で具沢山雑煮を

作ったのをお屠蘇と一緒に食ってから、家人と近所の小さい神社へ初詣。

帰ってから、年末作っておいたキンピラや黒豆や酒としょうゆづけスルメでビールをゆ

っくり飲みながら決勝戦をテレビ観戦。土壇場で腰砕けがパターンのレッズ、苦手のガ

ンバじゃ負けるんじゃないかな、って期待せずに観てたら、予想通り2、1で負けた。

翌2日は雑煮の昼食を食ってから2番目の最寄り駅にある映画館へ、家人がコーヒーそ

の他の買い物があるから、って言うんで上映時間より1時間以上余裕とっていっしょに

家を出て向かった。

映画は、特に観たいものがなくても行くと決めてから、いつもその時にやってるものの

中からテキトーに選ぶやり方で、一応、007にすっか、ってことにしてたんだけど、ク

ボセンセーがマンネリでつまんなかった、って言ってたもんで、スターウォーズに替え

っか、って思ったりしてたら、スターウォーズも同様の評価だったもんで、じゃ、007

でいっか、ってことにしてたんだけど、劇場に行くと、スターウォーズの3Dも前寄り

の中央の席が空いてるようだったんで急遽それに変更。開始時間がさらに30分後になっ

たもんで、じゃ、ゆっくり予定の買い物すっか、ってそれのあるデパートに向かったら

休業だった。じゃしょうがない、って付近の寺のあたりを散歩したり、できたばかりの

駅構内ショッピングエリアの自由型本屋で時間をつぶした。

3Dはアニメ映画で体験済みで、ちょっとどうなんだろう、って疑問を感じる部分が私に

はあって、それの解決はされてるかどうかの興味で観たらやっぱり、スターウォーズの

それは、3Dなりの見せ物的おもしろさはあったんだけど、人物アップの無気味さや、宇

宙船のアップやそれが全面に飛び出て来るような時の距離感の再現に問題があるようで、

3Dが逆効果になり、ミニチュア感が増し、動くジオラマを見てるような気がした。

ストーリーに感情移入するよりそっちの方ばかり意識が行っちゃうわけで、見せ物を楽

しむには3D、そうじゃなければ2Dの方がよさそうだ。


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