ついでにやめちゃおう
国立競技場につづいてエンブレム。
国際的大恥をかいた2020東京オリンピック。
どちらも仕切り直しになったのだから、ついでにオリンピックも返上してしまおう。
ここまでケチがついたものはどうあがいたってうまくいくわけがない。
白紙撤回といっているが、この白紙は純白紙ではない。
日本国政府特製の白紙は再生紙である。しかも漉きのわるい薄ネズミ色をした再生紙で
ある。
その中には、無責任、利権、面子というものがドロドロに溶かされてはいるがそのまま
残っている。
再計画は、万機公論に決すべしというがいくら公論をとりいれてもこの再生紙の上に計
画が書かれる以上結果はかわらない。
「羹に懲りてなますを吹く」という諺がある。
四方八方の顔色をうかがってまとめられる次の計画は主体性を欠いたみっともないもの
になるだろう。
これを日本では「恥の上塗り」という。
64年の東京オリンピックは、敗戦からの復興という大義があった。ところが20年の
東京オリンピックは政治の失敗で停滞した国威を発揚させるために政治が国民そっちの
けで企てたこと。
国民不在のオリンピックさわぎで恥をかさねるくらいなら、やめちゃおう。 |