クボユーシロのページ 文はクボユーシロ
2015年1月20日(火) 連載・おもしろい映画が見たい(7)
自転車で映画に行ったのがいけなかったのか、朝起きたら少し頭が痛い。まぁ朝食が
おいしく食べられたので、大した風邪じゃないと思う。
昨日、近くのイオンの中にあるシネコンに行った。邦題が「ジャッジ 裁かれる判事」
というアメリカ映画だった。先週の新聞の映画紹介欄に、星3つ(星5つが満点)で
載っていて、あまり期待していなかったが面白かった。
この映画をこれからも見ない人のために、ちっと内容をいう。
インディアナ州の小さな町で鼻つまみ者の男が、追われるように逃げた大都会でやり
手弁護士になった。男は母の葬儀で20年ぶりに田舎に帰ったが、二人の兄弟と町の裁
判所で判事をしている老いた父に冷たく迎えられる。
葬儀の後、父親にひき逃げ事件で殺人容疑がかかる。彼の車のバンパーから、被害者
の血液反応が出た。
父親は裁判の弁護人に地元の弁護士を使うが、それが全く頼りない男だった。見かね
た息子は強引に、父親の弁護を買って出た。その裁判の中で父親の癌治療や被害者と
の関係など、いろいろ複雑な問題が明らかになる。結局、判決は禁固4年の実刑だっ
たが7ヶ月後に保釈で出所出来た。実質的に、やり手弁護士の勝ちだったようだ。
最後に、息子と父親は2人で近くの湖で釣りをする。小舟に揺られ、のんびりと昔話
をしながら父親は生き絶える。
父と子の情愛は日本人と同じだった。アメリカの田舎の風景が美しかった。