8/11のねこさん 文は田島薫
涼むねこさん 2
先週の暑い午後、仕事が忙しい私をおいてひとりでビールや牛乳や水類を買いに近所の
スーパーに行って帰って来た家人に聞くと、稲荷神社となりの奥の家へのアプローチの
コンクリの上にミケがいた、って。それも、コンクリの鋪道の上じゃなくてコンクリの
低いへいの10センチ幅ぐらいの上に体を乗せ手足を投げ出してた、って。
いやいや、きょうもあっちーね〜、しかし、も〜、ぼか〜、いいとこめっけたから、だ
いじゃぶ、ほら、あっちの下んとこも涼しかったんだけど、こっちのがもっと涼し〜、
んだね〜、いやいや、まいった。こ〜してっと、体じゅうがひんやりした気がするし、
そこんとこもってきた上に涼し〜風がさ、ふよ〜、って、ぼくの上をサービスで吹いて
くれんだよな〜。いやいや、まいった。