6/2の日記          文は田島薫



炎天下の古河で散歩と蔵ギャラリーセッション


土曜日はばんどごっこメンバーサニーの地元バンド主催のイラストレーション展を

観にコロッケパンとビールを持って家人と東北線で古河へ行った。

サニーの地元バンドは年に何度か地元でライブやってて、行こうと思えばいつでも

行けたんだけど、長年家人が体調不良だったことや、以前何度か東京でのライブに

行ったこともあったし遠いんで、さほど行く気になんなかったのだ(オイオイ)。

今回は地元の歴史的建造物の蔵を改装したホールを借りてバンドリーダーの兄が何

十年も書きためた絵をバンドメンバーが展示してやろう、ってことを発端に始めた

イベントで、サニーの絵も展示するしついでにバンドライブもやる、ってことだっ

たんで、家人ともちょっと行ってみっか、って気になったのだ。

前日サニーに電話し、いる時間を確認、午後2時ごろ行くことにしてたんだけど、

早めに行って渡良瀬川のあたりでランチすっか、ってことにして11時半ごろには古

河駅に着き、そっから川までの道を歩いた。しかし、まだ6月になる前日だという

のに30度を超えた真夏日、Tシャツ1枚に帽子にサングラスの準備万端でも、日陰

のないアスファルトの道を30分以上歩くとけっこう体がゆだって、川の見える橋の

下の日陰でクーラーバッグから出したビールをうんぐうんぐ、ぷふぁー。

ランチ後少し落ち着いて、戻る一本別の道は石畳やたまに木陰もあってなかなかい

い感じ(途中で文学記念館や歴史博物館の道をわずかに反れ、後で行き直した)。

街道沿いの例の蔵ギャラリーへ着くとサニーやバンドメンバーもいて、石の壁やら

テーブルに苦心して沢山の作品が飾られていた。リーダーの兄の絵はアマチュアと

は思えないクオリティの肖像イラストレーション群だった。

ホールの先にステージがあって、バンドメンバーがだれかの尺八とゆるーい音合わ

せなんかやってたりして、サニーにライブはいつやるんだ、って聞くと適当に、っ

て言う。もっともいるのはほとんど関係者ばかり。どうも夜10時まで、ってことに

なってるから、夜がメインになる模様。サニーがギターで遊べば、って言うから、

じゃ、そーすっか、ってサニーとふたりでステージ上がりギター合わせる。サニー

は自分のストラトをフェンダーアンプにつないでて、私が借りたギターはアコステ

ィックのギブソンハミングバード、コードばっかりやってても飽きたな、って思っ

てると、それを察したサニーがストラト貸してくれたもんで、ジミヘンをハチャメ

チャに弾いてるといつのまにかバンドメンバーが加わってセッション風の大騒ぎで

私も悪乗り、次にサニーの提案でノッキンヘブンズドア、リーダーのボーカルに合

わせ私もギターとコーラスで参加まではよかったんだけど、次はバンドの初めて聴

くオリジナルにギター合わせてみろ、って、じゃやってみっか、って私のビミョー

にはずれたアリ?ナンダコリワ・リードギターがホールに響き渡ったのだった。


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