5/26のしゅちょう 文は田島薫
(現政権と国民の声について)
安倍政権が4月に結局原発推進を閣議決定したエネルギ−基本計画を作る際に、国民の
意見を募った「パブリックコメント」、朝日新聞が経済産業省に情報公開求めたところ、
受付順に2,100件分のメールを開示し、その.95%が再稼動反対や原発の廃炉を求める意
見だったそうで、後の分の公開は、まだ決めてないなどと言ってるようだけど、けっき
ょく、後の分も同じような%で脱原発が国民の意見、ってことになるはずだ。
去年12月に示した基本計画の原案に対し、募集期間の1ヶ月の間に約19,000件の意見が
集まったんだけど、原発賛否の集計はせず(?)、代表的な意見だけ2月に抽出し発表。
政権の方針に不都合な意見はけっきょく無視し、都合のいい部分だけ使って、国民の声
も聞いた上で審議して決定しました、ってそれを言い訳に利用したのだろう。
安倍政権、政権運営してる間の国民の意見、ってものは最初から聞く耳を持たないよう
にしてるらしいくせに、自分の方では国民に自分の考えを説明して納得してもらう、っ
て、一方的な思い込みばかりを熱入れておしゃべりしてる模様。
こんな政権ほっとくとどこへ連れて行かれるかわからないのに、国民の大半は無関心な
のか、なんとかなるんだろう、とりあえず景気がよくなって自分の給料さえ上がれば、
後はどうなっても、自分には関係ないことだ、って考えてるのかも。
原発だって気をつければもう福島みたいなことはないだろうし、とりあえず、自分の住
んでる場所に原発はないから安心だし、戦争だって、今こんなに平和なんだからこれか
ら戦争になんかなるはずないし、とりあえず、自衛隊がちょっと戦うことがあっても、
自分の子供が兵隊になるようなことはないだろう、って踏んでるのかもしれない。
さっきのパブリックコメントの大部分が国民の声だ、って安倍政権は考えてないかもし
れないとしたら、そういった無関心の連中が全部自分の支持のはず、とどっかで自己正
当化してるせいかもしれないわけで、いずれにしても、もう、このまま自民党政権を続
けさせるのは大いに危険だ、って意識だけはわれわれ国民は持って、次の選挙では、そ
ういった国民の代表(きちんと考えて意見を言う人)の声を聞かない政党は落とさなけ
れば、永遠に国民の声は政治に反映されそうもないのだ。
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