11/4のしゅちょう 文は田島薫
(自民党政治の終焉について 2)
法務大臣のセコイ選挙違反による辞任や、小淵経済ナントカ大臣の収支報告違反に
よる辞任が続き、民主党議員だって他人事じゃないのもいるものの、大部分の自民
議員は自分の身を顧みて、今までさえ安倍独りよがり首相に何も言えなかったのに、
ますます自己保身の殻にこもり無口を決め込んでる風の昨今だ。
民主党などはこれを自民下ろしのいい機会とばかりに、大切な審議山積の国会でチ
マチマそういった小事の責任追求してるのも馬鹿馬鹿しい限りなんだけど、そこを
国民が見間違えて、自民党の肩を持つような事だと、日本の将来は危ない。
東北の復興政策も実効性が見えない中、東京オリンピック誘致に張り切ったり、福
島原発の収拾もまだまだ予定さえ立たない中、お互いに既得権益を持つ電力会社の
目前の利益保存のため、核廃棄物が増える一方だし地震対策にも不安を残す上、自
然エネルギー発電よりも高コストの試算が出てる原発再稼動を決めるは、それに輪
をかけて、危険性が高くフランス以外は中止にしてるプルサーマルも再稼動するこ
とにするは、現在世界で一番大量殺りく戦を実行してるとみられる米国との軍事同
盟を強化する集団的自衛権や特定秘密保護法を作るは、破産者や転落者が出ること
必須とみられるような賭博場を東京に作ろうとするは、部品を輸入して細々生産し
てる中小零細企業をほっといて大企業の利益優先した円安政策を強硬するは、消費
税は気楽に上げるは、子供の道徳教育にまで口を出す。
とにかく、今の安倍政権の一貫する政策主題は国民の安寧を犠牲にした利益優先、
数字の見えやすい輸出産業大手などの利益誘導と、政権に逆らう国民をなくして従
順なそれに代え、必要な時にはいつでも派兵できる国にしたい、って時代逆行的な
こと考えてる風にしか見えないのだ。
安倍首相自身は戦争反対で、平和主義だと言い、実際そういうふうに自己評価して
るのだろうけど、戦前の記録などを読むとA級戦犯の人々も最初は戦争反対で、仮
に軍事行動したとしても、必要最少限度でわずかな期間に収束するつもりだったの
だが、実際には予定通り行かなくなるのが通例だったのだ。
戦争なんて大げさな、って考える国民も多いかもしれないんだけど、現に同盟国米
国は戦争中なのだし、もっとも自国の損傷は派兵した若者だけだし、それも最少に
なるように努力はしてるようだけど、今後も計画通りとは限らない。
な、わけで、衆議院解散の機会があったら、是非危険自民党への投票はやめよう。
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