サニーイズム          文はさぬがゆたか


「世俗的」イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
サニーからこのごろの日本についての感想が来ました。



「過ぎ行く季節」


何度となく嵐が来ては、雨と大風崖崩れに荒らされ

予期もしなかった木曽の御嶽山が爆発し

やっと不動のものなどあり得ないことを

学び出したというのに、福島原発だけは

何事もなかったかのようにしている日本の政府。


先日、うかつにも日本テレビの「ミヤネ屋」で

元モーニング娘の矢口真里さんの離婚後復活会見の

数十分ものタレ流しをしっかり観てしまったからか

どう対処していいか解らない不愉快さに見舞われてしまった。

人のすることに、いちいちと口撃しても何ら変わる

わけでもなし、それほど立派な事が言えるわけがない身の程。

今さらだけれどこんな時世なのに、番組のそういう仕組みが

なんだか情けなく、それをまた観ている己っちゅう姿にも。


いろんなことに過敏で生きるより、どんよりとでもいい

また訪れるだろう季節に恋するほうがいい。

そういう一瞬に描いた海のスケッチ。



戻る