11/25のしゅちょう 文は田島薫
(特定秘密保護法の今と今後について 2)
安倍自民党、どうも国民の意志より自分の意志を第一に尊重する方針に変更はないようだ。
何ヶ月か前に日にちを区切っての国民からの意見募集への集計で応募した8割が法案に反
対したにもかかわらず、それを反映してるようには見えない。それを監視する第三者機関
の設立についても、いろいろ努力する風なあいまいな表現に終始し、当事者である内閣総
理大臣がその第三者機関をかねるなどというような訳のわからないこと言ってるし、情報
開示が最長30年って言ってたのが、いつのまにか60年まで伸び、おまけに、延長できる例
外もある、ってようなわがまま放題。
これだと、一番避けたい政権の恣意的秘密作成を可能にし、公務員ばかりか国民全体がい
つ訳のわからない理由で処罰されるかわからなくなり、言論の自由が恐ろしく疎外される
ことになるだろう。国防や反テロにかかわる要件だけの適用だと言っても、その関連がど
こまで拡がるかは規制する側の独断になるはずだし、第一に、なにが秘密なのか国民には
知らされないのだから、ひょよっとしたら、これも言っちゃあぶないかも、ってビクビク
するような言論統制時代へ逆行することになるだろう。
とにかく、今、政治の頭脳のトップであるはずの人々が集まってるのに、一向に国民を納
得させるられるような良識ある結論にまで届かず、どういうわけか妙な使命感で慌ててる
安倍自民党は、どうにも時代錯誤の非常識か冗談だろう、ってような審議段階で、なんと
か強硬突破しようとしてるんじゃないのか、って見えるんだけど、そうでないことを祈り
たい。いや、祈ってるだけじゃだめだろう。よく成りゆきを監視して、われわれ個人個人
や仲間同士で対策を立てて発言できるとこを探しては発言するし、もし、万が一こんな状
態のまま法案が成立ってことになったら、前途多難そうな道だけど、理性あるわれわれ国
民は、とんだ茶番劇だった、って言い合いながら、できるかぎり早急に自民党を政権から
下ろし、法を廃棄させなくちゃならないだろう。
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