8/6の日記          文は田島薫

初盆でまた茨城へ

両親ともに亡くなって初めてのお盆、それを家族だけで簡単に済ませようかとも思った

んだけど、この地域に長年おつきあいしていただいた人々や両親の気持ちを考えると、

茨城の両親の家で地域の風習に合わせてそれをやる方がいいのかも、と考え直し、葬祭

会社にちょうちんやその他の世話を頼み、この地方の風習に合わせ、お盆の間、地域組

合の人々始め近所の人々や知人の焼香を受けては軽いお返しをする形にした。

家の片付けもあるし道が混むお盆直前よりいいだろうと、1週間前のきのう、いとこの

車でさいたまから茨城まで送ってもらった。いつもお世話になってる彼へファミリーレ

ストランのランチで接待(わざわざ言うほどのもんか)。

家着くと、金魚どうしたかな、って見ると世話頼んだ今山さん(仮名)に託したエサ袋

がふたつ置いてありひとつは空っぽで、もうひとつは残りわずかになってたから、忘れ

ずにエサ上げてくれてたようだった。すぐにあいさつに行き、今来て2週間ばかりいる

ことと、お世話さま、ってお土産もなしであいさつだけした。

ロンドンオリンピック中でみんなも大騒ぎってことで当日の早朝まで、エジプトに勝ち

ベスト4になった男子サッカーや、決勝で負けたけど中国にぎりぎりまでがんばった女

子バドミントンを見たりしてたもんで、両親の家に着き、お茶飲みながら饒舌ないとこ

の話聞いてるうちにうとうとしてしまい30分ほど仮眠。

いとこは、自分用に運んで来て置いておいた折り畳み自転車を持って帰ることにしてて、

それを積んだりして、そろそろ帰ると言うんで、何か両親のもんで欲しいもんあるか?、

って聞き、日本人形や額に入った金ピカの種子島銃など勧めたけど、いらない、って、

絵や書はどう?って聞くと、おふくろの掛け軸ももらってしまってあるし、じゃ前にも

もらったけどおやじの絵をもう一枚もらうか、って言うんでありったけ出して、全部持

ってってもいい、って言ったんだけど、岩山と海とカモメを描いた一枚だけ取った。

いとこが帰った後、ママチャリで近所のコンビニ行き、卵と牛乳ともやしとバナナとビ

ールを買ったり、おふくろ宛に来たはがきの返事を文中の共通の友人宛で手紙を書くこ

とにして文を練ったり、リモコンに反応しなくなった茶の間のエアコンの強制運転ボタ

ン押して、さみー、って消して、あちー、ってのをくり返したりしてるうちに夜。

ビール飲んで、さいたまから運んで来た野菜と魚で晩飯。

ショーチュー飲みながら女子マラソン見てたら、またうとうとと仮眠。目覚めたら11時

過ぎてて、金メダルか〜?って期待されてた日本は十何位だった、って。




戻る