12/3のねこさん       文は田島薫

下町のねこさん

先週は急に冬の寒さになり、ねこさん見かけなかったもんで、テレビん中のねこさん、

ってことで(おいおい、またかよ)。

加山雄三が散歩する朝のテレビ。彼がどっかの下町(いいかげんだね〜)を歩いてて

横の路地を見ると奥に背中茶のねこさんが寝そべってた。お、ねこちゃんがいる、と

かなんとか興味持った彼が言ってる間に立ち上がったねこさん、さっさとどっかへひ

っこんじゃった。


こ〜、ぼくがいつもの場所でくつろいでる、ってーと、また、なんだかでかい機械持

った人間たちが来てこっち見てるね〜、こ〜ゆ〜の、前にもあってめんどーだったー。

こんだは、なんだかちがう人みたいだけど、さらにごっつい体してんね〜、ややや、

やばい、笑ってやがる、おいおい、こっち来る、ってんじゃね〜だろ〜な〜、あんな

のにまちがって頭でもなでられた日にゃ生きた心地がしない、っつーもんだ。しっし

っこっち来んじゃないっ、つっても、たいてい来ちゃうんだよなこ〜ゆ〜場合、も〜、

しょーがない、あっちが来ちゃう前にこっちがどっか行っちゃうんだもんね〜、あっ

かんべ〜だ、っつーことなんだもんね〜。


戻る