12/25の日記          文は田島薫

年末の来客

久しぶりにココアスタジオの忘年会やっか、ってとりあえず声かけた2〜3のメンバーが年

内はだめ、ってことでじゃばんどごっこの方のはどうだ、って声かけたら、こっちも同様

の状況なもんで、じゃ新年会にすっか、ってことになったんだけど、当初の計画通りなら

忘年会をやってたはずの3連休の初日の土曜日、読書でおとなしく過ごしてると、夕方、

ロック酒場やってる友人のととなま(仮名)から電話があり、明日墓参りの帰りに夫婦で

寄る、ついては、共通の友人のごりりん(仮名)夫妻も呼んだらどうか、ってことだった。

で、そうすることにして、電話してみると留守電になってるんで電話くれ、って入れとい

たら夜遅く外で飲んでる彼の酔った声で電話があり、りょうかいとのことだった。

翌日曜は、家人も私も午前中に風呂をすませ、私はその場運動もすませ、図書館にも本を

返しに行きスーパーにも行き、グラスを洗ったり鍋を用意しながら来客の到着を待った。

で、4時ごろに前後して、愛犬のダックスつれたととなま夫妻が大量のカニ足を持って、

ごりりん夫妻が赤と白のワイン持ってやって来た。

ごりりん夫妻は昨夜、テニスサークルの友人の新築パーティに参加してたそうだった。

こちらで用意しといた湯豆腐鍋にカニをぶちこみ、まず私が作っといたやわらかくて出汁

のきいた大根煮で体を暖め、ビールで乾杯してから酒宴開始。

飲む酒量が少なくなって来てるととなまと二日酔いのごりりんは、ロング缶1本分づつ飲ん

だぐらいで、もうそれぞれ酒とワインに替えてちびちび飲んでる模様。

私以外、全員一緒の出版社にいたこともあり共通の友人の話などで家人も楽しそう。私も

よく知らない人の話でみんなが盛り上がってるのをながめながらマイペースで飲む、いっ

しょうけんめい話を聞く必要もなく、眠気が起きたらうとうとしてもいい、ってような気

を使わないですむポジションはけっこう好きなのだ。もちろん、出版社以外の話の方も多

いわけで、私もちゃんと参加したわけだけど、いずれにしても、次から次へと話題が盛り

上がる、って言うより、みんなそれぞれが、ゆっくり息をはきあい、温泉につかったよう

な、まったりした雰囲気でのったりしゃべってる、寝転がるやつもいたり、愛犬のダック

スがみんなのまわりをまわってはちょっかいだしてる、ってような関係なのだ。

酒ももういいか、って頃にととなまの持って来たおにぎりを4個ほど、カニ出汁の鍋に入

れねぎと卵を加えて雑炊で締め。

泊まっていってもいいと言ったんだけど(寝られるもんならどこででも雑魚寝してくれ、

ってような意味)、9時過ぎには浦安と京王線方面へ帰る客を送り出し、間もなくシャツ

を忘れたととなまを自転車で追いかける私だった。




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