1/17のねこさん       文は田島薫

まるまっちゃった

きのうの日曜は寒さがひどくて、午後の3時といえばふつうは一番気温の高い時間のはず

なのに、自転車で図書館向かった時は、ここはシベリアか〜、ってほどだったんで、ねこ

さんはどこにも外出してないよな、って思いながら念のためねこよこちょう入口角の家の

庭をのぞいて見たら、テラスの下の建物にくっついてぶちのねこさんらしい毛のかたまり

がまるまっていた。


や〜、さみ〜ね〜、テラスでひなたぼっこ、ってつもりで上がってみたんだけど、冷たい

風が来るし、とてもじゃないけど、いらんない、しょーがないんで、この下もぐりこんだ

ら、風が来ない分だけあったかいよーな気がしたもんで、よかったー、って思ったのもつ

かのま、なんだかじわじわと、寒さがどっかから来るもんで、いろんなかっこしたり、少

し移動したりしてみて、やっと、この体勢が一番寒くない、ってことがわかった、つーわ

けなんだね〜。ぶるぶる、しかし、あったかい、ってほどじゃないんだね〜、しかし、こ

の体勢をくずすと、もっともっとさみー、ってことがわかってるから、この体勢はこんり

んざいくずせない、っつーことになってるんだね〜。しかし、ひなたぼっこで、ぽかぽか、

ぬくもろう、ってつもりだったのが、どーして、こんな、なんとか寒さを耐えしのぶ、つ

ーような体勢になってるんだろー?こんなんだったら、もっとあったかいとこあったよー

な気がすんだけど。


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