2011年8月22日(月) 新連載・アート大好き (1)
いきなりきた爽やかな気温に、発作的に連載を変更した。やっぱり、猛暑時期にはアー
トのアの字も思いつかなかった。が気温20度未満の昨日、さすがにこうしては居られな
いという気持ちになった(意味がよくわからんが)。
好きなアートは主に美術分野、特に現代アート系が大好物だが古典系からクラフト系か
ら民族美術系からかなり幅広く受けとめ鑑賞しまくる。
現代アートのどこが面白い、何が楽しいと聞かれてもうまく説明できない。しかし、美
術評論家の中にはそれを上手に分かりやすく解説する方がいて尊敬する。
でもどうなんだろう、彼らプロの評論家は我々のように興味のある作品だけをエンジョ
イしながら鑑賞というわけにいかない。元々、美術鑑賞が大好きであったろうにかわい
そう。
爽やかになってくると心も美術鑑賞に飢えてくるが、何もギャラリーに行かなくても日
常の中に美しいとか面白いとかはたくさんある。
このお皿は30年以上前に亡くなった親類からもらった物で裏を見ると酒屋さん名前が入
っている。キャベツの葉っぱの陽刻(レリーフ)がとても気に入っている、この夏はずっ
とスイカに使った。
この急須は10年ぐらい前に、銀座松屋の瀬戸物売り場で衝動買いした。いわゆる、『掛
け分け』という昔からある文様でお皿のデザインに多いが、急須を左右『掛け分け』に
した潔さを買った。涼しげなので夏はいつも使っている。
クソ暑い時にはぜんぜん振り向かないが、風が秋っぽくなるとバナナの形にも目が行っ
てしまう。バナナに限らず、自然が作り出した形の美しさにはいつも圧倒される。
人間が造った物も自然が造った物も、なんでも鑑賞したくなるのが秋かな。 |