7/11のしゅちょう 文は田島薫
(民主政権の弱点について)
馴れ合い箱もの公共工事の垂れ流しで巨大赤字を作った自民党を糾弾して、行政改革
による財政再建を謳い政権を取った民主党に期待を持った国民は、その後の党の政策
の実効性なさに肩透かしを受け続けてるわけだけどその最大原因は元々党が孕んでい
た弱点によるものだ。
これは相当強い決断力がいることで、それが当時の選挙戦の勢いだと、できるかも、
ってだれもが感じたもので、それはなにかと言うと、国民を納得させるマニュフェス
トを実効するためにまず最初に仕上げることが絶対条件であった「公務員改革」だ。
それを本気でやると党の支持母体である公務員組合の票を失う恐れがあることは元か
らわかってることで、それでも実行して広く国民の支持を得る方針のはずだ、と、そ
れをしなけりゃ、他の力も出せないだろうと危惧してたら、その危惧してた方に行っ
てしまった。
これじゃ、なんとか民主党の存命を最大の目的にして、自分や自分を支持してくれる
仲間たちの既得権益にだけは目をつぶり、その他の矛盾についてはどんどん追求改革
して行くことにしよう、って言ってるのと同じなわけだから、だれもその政策に信頼
や敬意を払うわけがなく、その通りの状況が拡大してるのだ。
政権不馴れな民主党、みんなで話し合えばいい知恵が出る、とばかりにそういった委
員会ばっかり増やして、役人主導じゃなく政治主導、って口ばかりで力んじゃったわ
りに役人をうまく使うためにはアメもやらなくては、って小細工を自己正当化し、け
っきょく肝心な部分で腰が引けちゃったようだ。
これだったら、自民党をぶっこわす、って言って国民の支持を得た自民党小泉首相を
超えられるわけがない。
とはいうものの、尻に火がついた菅首相、ここへ来て浜岡原発稼動停止したり、公務
員給与の最大10%削減、と従来のやり方脱皮でがんばってる決断力は評価したい。
しかし、天下り構造を放置したままだから、原発利権を守ろうとする役人の攻勢に孤
軍奮闘苦戦の模様。がんばれ菅さん最期の馬鹿力。、
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