6/6のしゅちょう             文は田島薫

(国会の小物たちについて)

大災害が起き3ヶ月近く経つというのにまだ仮説住宅も行き渡らず、体育館のような

ところで被災民がわんさか放置されたまま、っていうのに、国会じゃ、首相が無能だ

無策だ、って批判しちゃ首相下ろしに精を出す政治家ばっかりが目立つ。

たしかに菅さん、首相としての決断力や発想力不足はあるだろが、とりあえず、復興

計画に道筋をつけてから辞めたい、って言ってるんだから、野党だって菅さん下ろす

まで復興計画の審議に出席するのも拒否する、といった馬鹿げたこと言わないで、今

は、いい案があるならどんどん提言して実効ある政策を進めることに全力を尽くすこ

とが一日も早い復興を待ち望んでいる被災した人々の願いだろう。

だいたい、人の欠点を上げつらうことはだれにでもできることで、それが一般国民な

ら言いたいこと言ってても害はないだろうけど、事、国会議員である者が自分のこと

棚に上げて、人の欠点ばかりを口汚くに吐き散らす、ってのはどうなんだろう。

そんなに自分の方が菅さんより優れてる、って言うなら、なんで今、その批判者であ

る当人は首相になってないんですかい?って、少なくとも、結果的にそれの支持を集

めたのが今の首相である菅さんなのだ。人はだれでも完全な者はいない、完全だった

ら、政治はその人ひとりでやれば済むわけで、そうはいかないから何百人もの議員が

いるわけなのだから。

ひとりの首相に欠陥がある、って言っちゃーみんなで、首相下ろしばっかりに精出す

のが政治家の仕事だと思ってるんだろうか日本の政治屋たちは、無能無能、ってうれ

しそうに菅さんを非難する谷垣さんだって、同じ穴のむじな、今できるはずの、協力、

といった仕事をしなければ、万一首相にでもなれば立場はおんなじだって。




戻る