思いつくまま、気の向くまま
  文は上一朝(しゃんかずとも)


シャンせんせいのガンリキエッセー。
シャンせんせい、相撲会を参考にした「国会復興」のためのグッドアイデア出しました。




技量審査国会

大相撲は続出する不祥事を反省して、本場所開催のかわりに力士個人の技量を審査する

「技量審査場所」を開きました。

その結果、真剣な取り組みが連日披露されたことをみると、国民を呆れさせた相撲界にい

いお灸をすえたようです。

また、負け越した力士2名の昇格を認めました。今場所の成績が悪くても将来の活躍を見

越して昇格させたことは、旧来の序列や親方の実力で左右されてきた昇格制度では考えら

れなかったことです。これで下位の力士にもやる気がでたことでしょう。ようやく旧弊な

相撲界にも新しい風が吹いてきたようです。


相撲界と変わらぬこちらの旧弊はどうでしょう。

菅内閣に突き付けられた内閣不信任案否決後の与野党が繰り広げる政治になにを言っても

無駄です。とにかく前を向いて話したことが振り向くともう変わってしまうのですから。

こうなったら国民は、このあと続くであろう連立政権もふくめて一切の批判を控え、彼ら

の言動を冷ややかに観察するのです。

そして宣言するのです。次の総選挙までは「技量審査国会」であると。

テレビ、新聞は政治批判をせず結果を報ずるのみ。国民に見放された彼らがうろたえる姿

を想像しただけでも楽しくなります。

そうなると地震の被災者や原発の被害者を人質にとったような発言や、「これは国民の声

です」などという無責任な発言ができなくなります。すべて自分で考えて行動しなくては

ならないのです。

国民は、その結果を来るべき総選挙の判断材料とするのが賢いやり方だと思います。

総選挙までの間目を離しても大丈夫かと思われるでしょうが、与野党を問わず総選挙が心

配です。国民の沈黙に恐怖をいだき、デタラメはできないから心配する必要はありません。

彼らにとって想定外で未曾有な展開から、きっと、いい結果がうまれると思いますが…。


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