5/9の日記          文は田島薫

連休の最終日

連休の第一日目に買った大形テレビが、デジタルアンテナなしで各局見れたんで、ラッキー

って喜んでたら、やっぱり甘かった。たまたま最初につけた時大丈夫だったんだけど、時間

によって、2チャンネルと7チャンネルは断片ブロック状のノイズが入る。でも、なんとなく

やってることはわかるし、これはこれで却って絵柄がおもしろい、って負け惜しみも言える

し、それ以外のチャンネルはちゃんと見れるわけだから、このままでいっか、って。

で、そんなこともあってなのかもしれないけど、テレビ見続けの連休、って思ってたのが、

けっこうそんなにおもしろい番組がたくさんあるわけでもなく、昔のビデオをつけてみたり。

ビデオといえば、何週間か前、古いビデオが再生途中でぶつぶつ止まってしまう、ってこと

書いたんだけど、試しにデッキの中掃除してみよう、ってやってみて、ついでに止まっちゃ

うテープも一緒に掃除機かけてみたら、動いた動いたいかったいかった。

後は、ギター弾いて、新聞や本読んで、いつもと同じ休日の過ごし方してるだけで、どんど

ん日が経ち、とうとうきのうは最終日の日曜。

ブランチを済ますと、いつもより早めの午後、自転車で図書館へ本を返しに出かけた。

いい天気で気持ちいい連休の、きょうが最終日、ってのが寂しい気分なんだけど、考えてみ

れば、私は勤め人じゃないわけだし、仕事引退したっていい年令なんだから、休みたいだけ

好きに休めばいいじゃねーか、って思うけど、喰うためには少なくとも平日は働かなくちゃ

いけない、って脅迫観念が消えないのだ。しかし、じゃ、平日はいつもきちんと金の入る仕

事をこなしてんのか、って言うと、休んでんのとあんまり変わんねーじゃねーの、ってこと

なんで残念なんだけど。

みんなはいろんなとこへ出かけたりして、連休らしい生活してんだろーなー、ってそれにく

らべ、ただ家にいるだけの私の連休はどうなんだろう、って特に考えたこともないんだけど、

せっかく最終日にはなにか、「やった!」って言えることしよう、って思い、そだ、わが家

の前の家のオヤジが、ちょっとした朝のあいさつのついでに、わが家の庭にあるほったらか

しの枯れ草なんかが、だれかの捨てたばこなんかの時に心配がある、って控え目に苦情を言

ってくれたのを思い出し、30分ばかり、枝おろししたままほったらかしの山桃の枯葉のいっ

ぱいついてる部分を折って、大袋に2つばかり詰めたら大汗をかいた。

やった!、って気分で、ついでにその場運動もやってから風呂に入り、うまいビール(第3

の)飲んで、連休最終日はうまく決まったのだった(かな?)。




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