サニーイズム 文はさぬがゆたか
ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
自然は人をリフレッシュさせてくれる、って間違いないことのようです。
「休 息 の 日」
久しぶりにまるまる二日間、テレビやラジオを避けて地元を離れ山ん中で
過ごしてみたら、地震酔いの不安も安らいだらしく良く眠れた。
情報は欠かせないけれど、それは正しく最小必要限度が適量で、今の原発
報道にように、あっちではあ〜言うしこっちではこう言う。
ミリだかマイクロだかのシーベルトで言われてもドキドキしてわかりゃし
ないし、京は兆の何倍でどうだとか言われても想像もつかなくなっている。
そのうえ楽観論も出れば悲観論も出たんじゃ、下ろしたチャックでゆっくり
オシッコも出来ゃしない。
って、ことをつぶやいていたら、う〜んと昔からの友人が山荘に誘ってくれた。
那須でいうところの山麓標高400メートルぐらいに位置する山荘はほぼ手作
りで、それよりも何よりも周辺に人が住んでいないし生活道からも離れている
ので見事に静かなのが有難い。
チックタックと時計の音と薪ストーブん中ではじける炎ぐらいでう〜んと昔から
の話しをしながら、ザ・バンドのラストワルツを壁に映して観て楽しんだ。
翌朝は早起きし高原から渓谷にとトレッキングに出かける。少々昨晩の深酒が
残った身体にゃ酷だったけど、黒い岩盤の隅っこの残雪ん中から新緑の風景に
元気が出た。
渓谷深部。樹齢数百年だろう桂の木が神々しくて
どうにも触りたくなった。凄い大木でしょ。
山麓の桜。今年の桜はなんだか悲しい。