サニーイズム          文とイラストと写真はさぬがゆたか


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
行動派サニーの年末はさらにパワーアップ。



「初三味線」

2011年12月10日


朝早くに那須の裾野の山小屋住む友達から電話が入った。

「家のほら、玄関口のほら、左側に空いてるところあったしょ?

そこベランダ追加するんで、生コンうったんだけど、ほら

雪が降っちゃってよ・・もうたいへん・・」って言うし

「イーグルスのほら、あんときの解散前のDVDを買ってさ・・」

ってのを耳元で聞きながら、ヤカンの湯気を避けるようにコーヒーを

入れていたけど、結局は「遊びに来ないか?」って話しだった。

んでも、今日は町の『支援ボランティア」のイベントが気になっていた

ので、もうちょい翌週にってことになった。

東北震災への募金支援、町の活気活動ってことで朝早くからこんなに

人が住んでいたのかと驚きつつ、そのなかのテーブルに『津軽三味線

やりませんか?」の案内につられ、座りこんでみた。

ギターもきちんと弾けない分際で申し訳ない自分に、担当のご婦人は

「そ、そ、もっと叩くように、綺麗に弾こうなんて思うより、叩くくらいで・・・」

って熱いわけで、これはあんがい打楽器じゃないかと思った。

何十年の先入観なんてのが、手元に抱えた三味線、ギターに比べ座りの

悪さや、弦の高さの不具合、ネックの細さなどにあっさり壊される。

どうなるかわからないけど、せっかくの機会だから・・・・と誘われるのも

華と解釈し公民館にも行ってみるかと思う朝。

こうやって、また浅い知恵の始まりなのか、んでもこれってあんがい嫌い

じゃないし大切な気もするし。タハハであります。



戻る