●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃんは先日、風邪とおつきあいしてたようです。



風邪っぴき

岡っ引きではない。←岡っ引きって、懐かしい響きですね(笑)時代劇でしか聞かない

言葉。

半年ぶりに風邪をひいてしまった。

先週の日曜日の朝起きたら、鼻の奥が乾燥して痛かった。熱は無かった。

不可抗力なのだ。夜寝るときはストーブを消す。そうするとやっぱり部屋が寒くなるで

しょ。でも、冷たい空気でも呼吸しなきゃならないでしょ。冬だから乾燥しているし。

・・・ということで、何を言っても鼻の奥が乾燥して痛かったのだ。

それでもその日は、買い物に行ったりなんやかんやとやっていた。日曜日なので、お医

者さんは休み。休日診療に行くほどひどくはないけど、少しでも気を許すと、熱を出し

て寝込んでしまわなきゃならないので、淡々とやらなきゃならないことをやっていた。

でも無理はしなかった。


次の日は早々にお医者さんに行った。咳や鼻水も出始めた。

「どうしましたか?」と聞かれて、「鼻の奥が乾燥して痛いです。」と答えた。そこの

お医者さんはハイテクで、鼻の穴とかノドに小型カメラを入れて、患部が大きなパソコ

ン画面にバーンと映る。それがまた恥ずかしいものなのだけど、確実に診ることができ

るので私としてはとても気に入っている。先生はひととおり診てくださったあと、笑顔

で爽やかに「あぁ、風邪だね♪」と言った。

鼻とノドにコチョコチョ、と薬を塗ってもらって、ネブライザー(シューッと蒸気のお

薬が出る、昔からある近代的なもの)をして、お薬をどっさりもらって帰ってきた。

「4日間くらい、しっかりとお薬を飲んでみてくださいね。」と看護婦さんに言われた

ので、帰宅後さっそくお薬を飲んで休んだ。


それから数日間は、がっちりとマスクをして、家事も必要最低限にして、あったかくし

て、少し加湿器を点けてから寝ることに集中した。ノド飴は必須アイテムだった。いろ

んな飴チャンを買ってきて、仕事中もずっと舐めていた。マスクをしているのでバレな

いし、咳き込んで人に迷惑を掛けたり心配をさせるよりも、ずっと良いことだと思って

いる。


一週間経ってだいぶ治ったけど、まだ少し咳が出る。

ちょっと今夜からはマスクをして寝ようかな、と思っている。

治ってきて調子が良くなった頃、そういう創意工夫をしてみる元気が出る。


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