サニーイズム             文はさぬがゆたか


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
サニーの全身は夜空と交信しています。



「 夜 の 雲 」

夜中にぶるると庭に出た。

芋焼酎のせいか、空を眺めると

キラキラと星が揺らめいて綺麗だ。

女子にゃわかるまいが、こんなときの

立ちションはすこぶる尿道をくすぐるんだ。

自分んちの庭の隅っこにするんだから

いいじゃない。

誰に迷惑をかけるじゃなし、熟睡中

だろうし、せっかくの田舎の特権だよ。


どこまであるんだろう真っ青の途中に

プカンと浮かぶ雲は、まるでマンガのような

ゲームのような可笑しさで群れをなしながら

その合間にキラキラと星が光っている。

その対面には微笑みいっぱいのお月さまが

これまた、ぽっかりと浮かんでいる。


あごのスジを伸ばしながら眺める空に

おもわずブルルとオシッコをし

こうやって冬が来るんだなあと想う。

どうだ女子、うらやましいだろ・・・・



■ そうそう「進め!電波少年」のタイトルバックに流れていたような雲を
  思い出したので描いていたら、猿岩石の有吉くんの顔も浮かんだ。


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