●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃんは人の会にも参加するし自分で会もやるんだす。



それから、人とのつながり

忙しい、という言葉は相応しくないとしたら、「予定がたくさんある」と言った

方が良いのだろうか。


勉強会やセミナーに参加する他に、これまた良い友達がいて、「何かやってみな

い?」と声を掛けられて、彼女のお店のスペースをお借りして、2年くらい前か

ら不定期で、お茶会のようなものを開催している。

あまりオープンに集客していないのだけれど、それでもどこからか話を聞いて、

楽しみにして来てくださる方がいらっしゃる。本当に有難い。


今回は、後輩の腕の良いカメラマンにお願いして、写真を撮りながらのお茶会を

行った。

後輩カメラマンは、「そうやって先輩がハードル上げるから、緊張するじゃない

ですか!!」と言いつつ、プレッシャーでより腕を磨いて来てくれた(笑)

後輩カメラマンは、本職ではないのだけど、趣味で写真を撮っていて、その写真

がとても好いものだったので、「人物を撮ってくれないか」と頼み、練習を経て

このたびに至ったのだ。時を同じくして、市民写真展でも入賞したのだった。


ご参加の皆さんは「緊張する〜」とかおっしゃっていたけれど、後輩カメラマン

はまた素直で優しいので、皆さんが心をオープンにしてくださる。それで素晴ら

しいフォトセッションが出来上がった。

お茶会自体は2時間という限られた時間なのだけれども、おしゃべりしっぱなし、

笑いっ放し、お菓子食べまくりで、気が付いたらあっという間に過ぎていた。

出来上がった写真を、参加者の皆さんでシェアしたら、驚きと喜びの声が盛りだ

くさんだった。

私は、こういう時間が大好きなのだ。人がオープンに、自分の素晴らしい部分を

表現するようなことが。そこには優劣や勝負などは無くて、ただそのままの「存

在」と「個性」が表れるだけなのだ。写真はその「共鳴の証明」。後輩カメラマ

ンが言っていたのは、「その瞬間、時間の切り抜き」。


こういうふうに、声を掛けてもらったり、繋がる友達と一緒に何か活動をするこ

とが、とても嬉しいし、有難いなと思っている。

こういう人とのかかわりが、私にとっては宝物なのだ。


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