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2010年9月21日(火) 連載・映画と映画館−5
『トイレット』を銀座テアトルシネマで見てきた。この映画館は中央通り沿いで
銀座の最北にあり、高速道路を境に京橋と接し西武系(かな)ホテルの中にある。
メジャー系ではないがシャレたのを上映しているので時たま行くが、JR有楽町駅
から遠くて天候の悪い日はまいる。周りは完全なオフィス街で一流会社がいっぱ
い、行き帰りがお昼時にぶつかると映画見物で気軽なサンダル履きのオッサンは
肩身が狭い。
『トイレット』は『かもめ食堂』等で人気の荻上直子監督が5年の構想を経て脚
本を書き、自らが映画を学んだ北米を舞台に問題を抱えた一家を温かく描く。
(goo映画、作品解説より)
荻上監督の作品はいくつか見たがどれもホンワカしていて、もたいまさこが出て
くる。もたいまさこは「バーチャン」と呼ばれメイン出演者たちの祖母役をやっ
ていた。彼女は実際は60歳前であるが、映画の中ではかなりのばあさんに見え立
派な祖母役だった(特にふけメークをしていると思えないが)。
この映画の舞台はカナダの普通の町で出演者はもたい以外は外人で英語映画、お
まけにもたいの台詞は全編を通して「モーリー、クール」だけ。しかし、これが
日本テイストの映画っていうか海外映画と決して感じない作品なのである。
この映画を見て特に感動はないが、癒し系っていうのかサラッとした風を感じた。
写真は公式サイトより