サニーイズム             文はさぬがゆたか


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
今回のサニーは賑やかな季節の後、しみじみとしてるようです。



2010年10月11日 快晴の日記

「 祭 り と 本 と 」

“体育の日”の晴天の的中率が高さへの期日設定はさすが

国の総合力を求めた初めての東京オリンピックの名残なのか。

半袖でも汗ばむような陽気の中、古河市合併五周年イベントの

「どまんなか祭り」が中央運動公園で開催されているので、出か

けてみた。

目的は和大太鼓の舞台があるとのことなので、ぜひとも身近で

ドスンと楽しみたかったのと、PCM音源で録音もしたかった。

んでも、不確かな情報で到着したらすでに舞台は終了していて

どまんなかのステージでは特別ゲストの大食いタレント嬢がスイーツの

楽しみを紹介していた。どうであれテレビで全国区に育った力は

ステージ上どの角度になっても、マイクロフォンの使い方がきちんと

していて音圧が聞きやすいのに感心した。鍛えられてるなあと思った。

焼きイカお好み焼きコーナーを抜けワラに包まれた納豆を珍しいからと

ひと包み買ったりし、想像以上に混んでるのは不景気のせいで、遠出を

せずに地元で過ごそうのファミリーなんだろと思う。これはこれで

いいんじゃないかと思う。そんなわけで、あっちこっちと歩いていたら

久々に万歩計が大台に昇った一日だった。


それと、図書館にも行った。返却の遅れた五冊をカウンターに置きながら

「ささめやゆき氏関連の本を探しているんですが・・」と聞いたら

いつもの館員の女史がパソコンとにらめっこをし、メモをとっては

あっちこっちと飛び回ってくれ、息をこらして並んだ本が今日は七冊。

いつもありがとうと思いながらも、また返却が遅れそう。

怒鳴らずとも それほど熱く伝えなくとも

欲しいと思えるサインさえあれば

伝わるのが すべてのジャンルの想いなんだと思う。

枯渇したときに、夏やテレビや音楽がやかましくなって

ふるさとみたいな絵や文章が恋しくなるんです。



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