●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃん、さむいのがとってもやだったんだす。



火の元に気をつけよう

休日。。。

お腹がいっぱいで天気が良いと、つい眠くなってしまう。眠ってしまうと、休日のスケジュー

ルが押せ押せになってしまうので、なるべくなら寝たくないのだけど。


その日はやっぱりお腹がいっぱいで、どうしても眠くなり、夫も出掛けたので「ま〜、ちょっ

とだけならいいかな。」と思って、コタツにゴロンと横になってしまった。

天気の良い日だったので、そんなに寒くなかったのだが、何だかコタツが暖かくない。ウトウ

トしていると、なおさら暖かくないのが気になってしまう。

くるんと猫のように丸まってみたりしてウトウトしていたのだけど、やっぱり暖かくないので、

ゴロリくるんとなったまま、スイッチを切ったり入れたり、コンセントを抜いたり入れたりし

てみた。

・ ・・でもやっぱり暖かくならない。

「あ〜、ついにコタツも逝ってしまったか。」と思った。5年くらい前に買ったのだが、扱い

方が良くなくて、ソケットの部分が引きちぎれそうになっていたのだ。もしや暖かくならない

のは、そこの部分の接触不良なのかも。とゴロゴロしながら思った。

帰宅した夫に話したので、夫もいろいろやっていたようだけど、ダメだった。

この季節、コタツが無いなどと言うことは、時期的に致命傷である。夜なんかコタツが無いと

生きていけないほど寒いのだ。(大げさか?)母もいたので「コタツ壊れたみたい。」と言っ

たのだが、「ふうん。何でだろう?」としか言わずに出掛けて行った。

と言うわけで、至急、電気屋さんへコタツを買いに行った。そしてお手頃なコタツがあったの

で、即買いして帰宅した。

夫が手際よくコタツを組み立てて、設置してくれた。そしてスイッチオン!!

しかし、新品のコタツは、ウンともサムスンとも言わない。(←シャレ)何でだろう?もしかし

たら・・・と思って、コンセントの大元を見てみたら、ソケットが抜けていて電源が入ってい

ない・・・「!?」と思って、古いほうのコタツのコンセントを別のところに差し込んでみた

ら、見事に動いて暖かくなった。


壊れた、って思ったの、ただ大元の電源が入ってなかっただけじゃん・・・

夫婦で愕然とし、不注意甚だしく、コタツの無い冬の恐怖に駆り立てられ、慌てて無用の買い

物をしたことに、苦笑いしか出てこなかった。

夫の、「新しいコタツで新年を迎えられるじゃん。」という一言が救いになった。

ちなみに帰宅した母は、コタツが新しくなったことにまったく気がついていません。


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