思いつくまま、気の向くまま 文と写真は上一朝(しゃんかずとも)
シャンせんせいのガンリキエッセー。
シャンせんせいの手にかかると花もコメディアンになります。
散る桜 のこる桜も 散る桜
日本人の大好きな春の花に、梅、桃、桜がある。
咲く順番でいうと梅、桃、桜となるが、今年のように気候がおかしいとこの三つの花を同時
に観ることができる。その、季節に習わない花の咲き様を見ていると現政権を思い出す。
古典的な政治手法にたよる国民新党は梅。花に歴史があるわりにはひな祭りのような行事が
ないと世間受けしなくなった桃は、社民党。花が咲けば酒を飲み、ひとときの夢に浮かれる
多くの人に愛される桜は、民主党。
『見渡せば柳さくらをこきまぜて…』ではないが、この三つの花が季節を忘れ、まるでこき
まぜたように咲き競う姿は、ハチャメチャな3党連立政権そのものだ。
個々の花には良さがあるのだが、こう狂い咲きをされるとありがたみが薄れてしまう。
きっと、不動産欲が深く、説明嫌いな花咲爺さんが撒いた灰の質が悪かったのだろう。
3党とも雁首をならべて良寛さんを学ぶがよい。