6/21のしゅちょう 文は田島薫
(自由放任経済について)
高級ブランドショップや高級レストランが盛況だったり、新車が街じゅうに溢れてたり、
日本は豊かそうなんだけど、そんなものを利用したり買ったりしてる層だって、家族じ
ゅうで長時間労働してやっと手に入れた、って話だったり、無理して買ってローンに苦
しんでる家族もいたり、そうでない高所得者層も多くいるけど、低所得者層(私もこっ
ち)との格差が拡大し続け、後者の比率も拡大してる貧富の混在状況。
デパートやスーパー、レストランはコンビニ並に閉店時間を夜遅くまで伸ばし、他店を
つぶすことを目的のサービスや価格競争をし、これは消費者にとって便利なようだけど
も、けっきょく、それを利用する消費者もまた労働者でもありうるわけで、夜遅く買い
物する必要の人々は、夜遅くまで働かなくちゃならない人々であったりして、その賃金
は横ばいか、パートなどは時給数百円の最低賃金ばかり。
企業は経営利益を上げることが主目的で、従来の社員への責任といったものが希薄にな
り、不況だからしかたない、ってことで簡単に社員の首を切ったり、下請けにコストダ
ウンを強要し続ける。
結果、組合で保護された正社員以外の非正規社員やパート、下請け企業などの待遇は悪
くなる一方なのだ。
同一労働同一賃金を下請け企業の労働までに元企業の義務とするような制度と、社員や
取り引き先への理不尽な首切りの禁止などの制度があれば、痛み分け的賃下げやワーク
シェアリングの理解を得られ、安易に安い労働を海外に求めて国内の産業を空洞化せず
に済むはずなのだ。しかし、民主党の「しがたいけど、するべき」政策としては、議員
数削減はありとしても、公務員の方は人員削減じゃなくて、上場企業よりも高い賃金の
カットが手始めだろう。
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