思いつくまま、気の向くまま 文は上一朝(しゃんかずとも)
シャンせんせいの「ぼけのたわごと」、タイトル変えました。
シャン先生、人のふり見て、なにかに気づいたようです。
反省しま〜す
オリンピックスノーボード代表の國母くんがいじめられましたね〜。
やれ、代表を辞退させろ、国へ招還しろ、とかまびすしいこと。
小生も彼が現役の大学生と知って一瞬ケシカラン奴だと思いましたが、すぐに日頃自分で言
っていることと矛盾することに気がつきました。それは、「知らない者を叱ってもしかたが
ない」、ということです。こういう意見もありました。「どうしてまわりの大人が注意しな
いんだ」と。そうですユニホームの着こなしも、記者会見での言葉づかいもだれも教えてや
らないで叱ってばかり。
うるさく言う人たちは、二十歳すぎたアンチャンはマナー、そう、マナーなんて言うからい
けない。礼儀と言わないからおかしくなる…脱線しました(笑)。その礼儀を知っていると
思いこんでいる。これは大間違いです。礼儀をきちんと教えないでどうして行儀のよい行動
がとれましょう。うるさい人たちは社会で覚えろというのでしょうが、いまの社会に模範と
なる礼儀なんてありますか。
正しい意味も教えずに、ただそこにあるからと国旗や国歌をおしつける教育現場。モンスタ
ーペアレンツとよばれる知性ならぬ恥性のかたまりのような親に育てられる子供たち。皇居
で行われる大臣認証式で、型どおりの身のこなしもできない政治家達のなさけない姿。こん
なだらしのない社会のなかで國母くんになにを学べというのでしょう。
國母くんの騒ぎはなんだったのでしょう。
朝青龍も言ってます。「日本では、まわりが騒ぐと反省しなけりゃならない」と。日本とい
う国は、「正儀という大合唱をすればよい」と思っている人が多すぎると思いませんか。他
人を非難するまえにわが身を省みるということが欠けています。
人との交わりのなかで思い込みというものは怖いものです。相手の生きざまや感性も理解で
きていると決め込んで安易な言動をとり、相手を傷つけることがあります。人に意思を表明
するときには思い込みがないかどうかを確かめないと、とんだ失敗をしてしまいます。