●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

ガールズトークにお酒は不要なんだす。



ぺらりぺらーり。

最近、2人の懐かしい友達とお話しする機会があった。


ひとりは、お昼頃伺います、と言って軽くサンドウィッチを持って、新築のステキなお宅へ向

かった。お子さま方は保育園へ行っているため、ひさびさ、2人のトークショーが繰り広げら

れた。実際に会うのは、おそらく3年ぶりなのだが、そんなブランクは我々には無いのだった。

昔の仕事の話から、今の保育園のバカ親まで、家族の近況、などなど。

「あぁ、そんなことあったね〜」

「あー、そうなったんだー」

と言いながら、とってもとっても話しをした。もちろんお酒は無かったのだけど、やっぱり女

子の会話は盛り上がるのだ。それでも話し足りないものなのだけどね。

そして、また近いうちの再会を希望して、夕方になる前においとました。


もうひとりは、大雨の日の出来事。

自転車に乗って家に向かっているときに、大粒の雨がポツポツと落ちてきた。びしょ濡れを覚

悟で、そのまま猛ダッシュで帰っても良かったのだけれど、友達を発見し、彼女も私を認識し

たので、示し合わせたように雨宿りをすることになった。

最初はお店の軒先にいたのだが、だんだん激しくなってきたので、お店の中(雑貨屋さん)に

入った。雨宿りのためにお店に入ってきた人もけっこういた。そうこうするうち、お店の人の

動きが慌ただしくなって、ふと見たら雨漏りで床がびしょびしょだった。おぉ、これはいけな

いと思い、場所を移動した。

しばらく雨も止まないようだったので、お店の中の喫茶店へ(笑)

ひとりでテンテコ舞いしている店員さんにコーヒーを頼んで、こぼれるくらい並々と注がれた

カップに驚きながら、話をした。

ものすごい豪雨と雷。「おニューの靴だから、なるべく濡らしたくないんだよねー」という彼

女に付き合い、しっかり雨が止むまで付き合った。


どちらも、わたしにとってはいい時間だった。


戻る