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2010年8月30日(月) 連載・映画と映画館−2
映画館は涼しい、朝からむし暑い日は行きたくなる。
先日、以前から気になっていた『瞳の奥の秘密』を新宿武蔵野館で観た。
この映画は現在都内では2館でしかやっていないが、前評判が良いせいか混ん
でいる。
先々週、日比谷にあるもう1つの映画館にこれを観に行った。10時頃行ったが
11時台のは完売、次の2時頃のは残席が少しで最前列だけというのでその日は
観なかった。
最近のシネコンは全席指定席が普通、しかし新宿武蔵野館は指定席ではない。
ここのシステムは前売り入場券に番号が振ってあり、上映10分前の入場時に若
い番号順に入場するというやり方、この方法の映画館は都内にいくつかある。
『瞳の奥の秘密』は今年のアカデミー賞最優秀外国語映画賞を取っているアル
ゼンチン映画、国内の映画賞は総なめにしたらしい。
裁判所書記官を定年退職した男と上司だったエリート女性判事のロマンスとミ
ステリー、なぜか昔観た映画のような懐かしさを感じる作品だった。
定年退職した男は25年前に自分が関わった未解決事件の小説を書いた。
映画はその事件と彼の推理小説を絡めて進み、最後に意外な展開がある。
事件の事実と彼の推理が混ざり、よーく観ていないとすじが解らなくなる。
難解な映画であまりおもしろくなかった。
始めの方に出てきた重厚な石造の裁判所の巨大な石柱には圧倒された。
写真はオフィシャルサイトより (新宿武蔵野館では上映終了日未定)