サニーイズム 文はさぬがゆたか
ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
サニーは、強引に感動を求めるテレビ企画に疑問を感じてます。
「 24時間テレビ 」
この番組をあーだこうだと批判するにゃ少々気がひけるんだけど
どうにもこうにも腰も引けちゃう自分ってなんなんだろうって思う。
「愛は地球を救う」とか言われれば「そりゃそうだ!」と思わなきゃ
まずいんだろうし・・・なにひとつ間違っていないのにどうしてだ。
こんな斜めな観かたが正しいとは思っちゃいないんだけど、数週間
前から始まるイベントの番組宣伝の後ろに見え隠れするがんばり様は
本当にそうなんだろうかとか、参画企業はどこなんだろうかとか
メインのキャスターはとか所属事務所はとか・・・を思う。
お決まりのランナーが今年は魅力のはるな愛氏に決定し、彼が性に
目覚めたときからの違いに悩み悩んだ姿を両親に認めてもらった感謝
の気持ちをランナーとして表現したいってことで、これはこれで
何ひとつ間違っていないんだけど、バッチリメーキャップされたスタート
地点のはるな愛から、疲れはてほぼトボトボ歩調の大西 賢示に替わる
までを追いかけるスタッフの姿。慣れない人を無理にランナー仕立て
膝を一生の厄介にしてるんじゃないかと想う。
根性とか頑張りとかの表現、あれでいいんでしょうか。
うさぎ飛び百万回。
そりゃゴールで待つ姿勢を持続していた母さんと抱き合うのは美しいんだけど
どうにもこうにもどうしたもんだと思うのは変なんだろか。
その夜、チャンネルを代えてサンマさんにしたら、今までの一般応募動画の名場面集を
やっていた。
そのひとつに「サンタさんが頑張ってる自分ちに贈り物があるよ。ベランダに置いた
から見てごらん!」ってビデオが放映された。その話をもち本気にした子供が
ベランダで発見(もちろんパパから)のシーン。
その子供が泣き叫びながら 本気で本気で「ありがとう〜〜サンタさ〜ん!」って
何度も何度もソファに泣きくずれるシーンを観てね。
これだよなア・・・・この本気のために世界の平和を想うんだよなア・・・・って
涙ぐんだ自分なんですけど、どこか変なんだろか。