●連載
がたやま娘のひとりごと 文はこんのたえこ
地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!
たえちゃんは、人から学ぶことが大好きなんだす。
お友達に誘われて・・・
ある日の夕方、友人のハルミちゃんから電話が来て「明日、セミナーがあるんだけど、もし良
かったら行かない?」と誘われた。そのセミナーはチラッと知っていて面白そうだなぁ、と思
っていたけれど、私が行くにはちょっと遠いから別にいいかなと思っていたものだった。実は
私は行動範囲が狭く、車で行かなければならないようなところには、必要性をトコトン考えて、
行かなくていいのならば行かないようにしている。単純に面倒なのだ。徒歩や自転車で動ける
範囲なら前向きに考えるのだ。
ハルミちゃんのお誘いもあり、興味もあったので、ちょっと背中を押してもらったような感じ
になって、そのセミナーに行くことにした。会場はとてもステキなステキな、私のお気に入り
のところなのだった。
少し早めに着いた。まだ数人も来ていない。講師の先生だけが、グランドピアノを背に、スマ
ートに立っていらっしゃった。それから次々と聴衆が来たけれど、知っている人はホントに少
なかった。だいたいこういうセミナーに来ると、知っている人がたくさんいるのだが、今回は
少し違うようだ。私は新しいジャンルを開拓したのだなとちょっと嬉しくなった。
日米の文化比較から、ホスピタリティ、サービスの違い、法律というものの取扱いの違い、仕
事のやり方の違い、教育問題など、盛りだくさんのお話だった。私はメモを取りながら、講師
の先生のお話に引き込まれていった。ものすごく興味深かった。特に教育問題に関しては、私
が常々感じていることだった。日本人は質が高いのだが、高等教育、大学などで学んだことを
社会に還元する意識が薄いし、そういう機会もほとんどない。私は、専門分野などで、本当に
優秀な人を活かす仕組が必要だと思う。今の日本はホント、一握りの人しかいないものね。ま
た「お客様は神様です」の本当の意図、日本では、客の暴走を許さなくてはならないのは何故
か、サービスという名の下において、お互いの首を締めあっていること、など。
セミナー終了後の懇親会では、先生にたくさん質問をして、一緒に写真を撮ってもらった♪す
っごく楽しくて、帰り道、誘ってくれたハルミちゃんに何度も何度もお礼を言った。
今回の講師は、奥谷啓介氏(ケニー奥谷)。NY在住で、年に何度か日本で講演をしている。
奥谷氏のコラムはこちらを参考されたし。
http://www.okutanikeisuke.com/bangai_top.html