●連載
がたやま娘のひとりごと 文はこんのたえこ
地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!
たえちゃん、お金についてのセミナーで悟っただす。
マネーストーリー
私が学んでいるNLP(神経言語プログラミング=心理学のようなもの)の定期勉強会に参加
した。そこで資格をとった人のための、アップデートセミナーである。
今回のテーマは、「お金という切り口から考える」ことだった。師匠が先日までアメリカに
行っており、そこで新しく学んだことをすぐ、初めて私たちに教えてくれたものだった。花
見がてら、福島や仙台から参加した人もいた。(山形じゃ、まだつぼみなんだけれども)
日本は、アメリカほどの物質主義社会ではないらしい。
日本では年収を聞かれることがそれほど嫌なことではないが、(職業によってだいたい決ま
っているので、隠すほどのことではないんじゃないかというのが、私の考え)アメリカあた
りではものすごく嫌な質問らしい。確かに、大きな家に住み、立派な車を買って見せびらか
すようなアイデンティティーはあまり強くないかもしれない。(たまに見るけどね)小さな
古い家に住んでいる、お金を見せびらかさないお金持ちは、日本にはたくさんいるだろう、
って私は思う。
一緒にワークをしている人と話したのは、両親はお互いにお金についての考え方が違ってい
たこと、それでも、自分の養育・教育面に関してはお金を惜しまないでいてくれた、という
ことだった。そして皆が、
「やっぱり、“自分が作った壁”で考え方や行動を制限しているよね〜」
「お金は生活に深く入り込んでいるからね〜」
「本当に親に感謝したい」などと言っていた。
お金についてのチマタのいろんな意見をみていると、ネガティブな見方が多いようなのだが、
やはりそれはその意見を発する人の、個人的なバックグラウンドの要素が大きいのじゃない
かなと思った。それを、あらためて考え直す時間もきっかけも無く、生活している人の多い
こと多いこと。それがその人たちの子供を、また同じように教育するのであろう。
「人さまの前でお金、お金って言うんじゃないよ。恥ずかしいことなんだからね。」と言わ
れて私は育った。それがどんな意味なのか、今までよく分からなかったけど、アラフォーに
して初めて、その真の意味が分かったように思う。