●連載
虚言・実言         文は一葉もどき


横浜が縄張りの元タウン誌ライター。
貧しさにもめげず言の葉を探求し、人呼んで“濱の一葉”。
ウソ半分、ホント半分の身辺雑記を綴ります。
今回は、首相も首相だが国民も国民だ、って感想(?)。



シリーズ あんな話こんな話

鳩山首相のぼやき

普天間基地問題、まったく頭が痛いなあ。

誰が総理になっても手をつけなければならない困難な問題なのに…

選挙で変革を求めた民意に従って、自民党の辺野古現行案を変えてまとめようとすれ

ばするほど大変なことになってしまい、見通しが甘いだの決断力がないだのボロクソ

にいわれて…まったく面目まるつぶれだ。

自民党も報道関係も足をひっぱるばかり。他人事じゃないんだぜ。根っこは日米安保

なんだから、日本国民全体の問題として捉えてくれなくちゃあ。

だからアメリカのいいなりになるなとかこの機会に海外移設をめざしてがんばれとか、

応援してもいいはずなのに…

あっちでもこっちでも基地受け入れ反対ならば、じゃ、日本の総意は日米安保条約は

破棄なのですか?と聞きたくなるよ。

まっ、初めは総理大臣になって舞い上がり、いいとこ見せようとリップサービスで、

移転先を沖縄県外へとぶちあげてしまったのがつまずきのもとかも。

11月の頃はなんとかなるとかなり強気でオバマ大統領には「トラスト ミー」と胸を

叩いたけど、先日訪米して食事しながらの10分間会談では思わずオバマさんに「ヘ

ルプ ミー」といってしまったよ。



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