10/19の日記          文は田島薫

都内まで散歩

先週に引き続いた友人の会社の仕事の変更や微修正やプリントアウトのため今週も土曜

の午後いっぱい仕事になったもんで、日曜は休日らしく過ごしたい、って思ってたら、

家人が、シャンさんの奥さんの染色デザインの展示会に行ってみてもいい、って言い出

したもんで、出かけることにした。

去年ご夫妻と酒宴した時、その展示会の話が漠然と出てて、それをきっちり家人が憶え

てて、そろそろその時期のはずだ、ってことで、10日ほど前に問い合わせて確認してい

たんだけど、わざわざ出かけるのも大変だし、ってほぼ難しいと伝えておいたのを、最

終日になって急に行く気を起こしたのだった。

ブランチを食べてから昼すぎに家を出、途中図書館に寄って本とCDを返してから電車

に乗り、練馬の駅から徒歩2分のギャラリーに着くとシャンさんの奥さんがいた。

奥さんの属すろうけつ染め(だと思うけど?)のグループ展で、伝統的な模様を伝統的

色彩で染めた作品群の中にあって、奥さんの作品はどれも淡い独自の色彩感覚で仕上げ、

伝統美をモダンなイメージに昇華したものだった。

お茶をごちそうになり、小物入れなどをお土産にもらい、なにも作品を買わずにおいと

まし、池袋でビックカメラに寄り、プリンターのインク買っただけで、出無精の身体は

早く家帰って、風呂入って、ビール飲もう、って言ってるもんで、まだ陽が高いうちに

ふらふらと帰宅の途についたのだった。


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