ハードデイズナイトでグッドウィルハンティング
先週から引き続き、予算がなくて日程が押してるのに、原稿がそろってなくて、けっこう
面倒で時間もかかるページものの仕事のため、土日の午後も仕事になった。
それでも夜遅くまで仕事だけって形は避けることにしている昨今、夜はちゃんとビールと
ショーチューでくつろぐわけなんだけど、ずっとパソコンにらんでた目には本読むのも疲
れそうだし、おもしろいテレビもないし、ってわけで、家人が持ってたビデオで映画「グ
ッドウィルハンティング」を見ることにした。
この映画は10年ぐらい前に主演のマット・ディモンらの企画脚本でけっこう評価され、大
宣伝されてたんだけど、主人公が、屈折はしてるものの、驚異的な学術能力を持つ天才、
って設定なもんで、自分で書いて自分で演じる役が天才かよー、オイオイ、調子いいやつ
だな〜ディモン、ってやつは、って当時は全然見たい気持はなかった。
でも、ま、あるんなら、見てみっか、って乗りでショーチュー飲みながら見はじめたら、
っやっぱり、想像してた通りの展開。はいはい、すごいね〜、たいした能力だ、でも、ウ
ソなんだからいくらでもやれるよな〜、って、そういった他人の能力に対する私のヒガミ
根性のようなもんを刺激してくれる、で、はいはい、などと思いながら睡魔が襲って来た
もんで、土曜は半分で終わりにして、ごろ寝。
翌日曜の夜も、じゃ、続き見っか、って見たんだけど、どうも私のひねくれた性格の部分
が主人公の天才の裏に隠された苦悩、といったもんに素直に反応することをじゃまする。
主人公の能力に嫉妬する大学教授なんかも出て来るんだけど、私もそっちの気分の方が共
感できそう。で、けっきょく主人公は心理学者のロビン・ウィリアムスになにか大事なこ
とをを気づかされる、ってハッピーエンドで、ま、それは天才的知性を普通のこととして
る主人公が、自分もそれを持ってると思ってる他人の無能を見下しながら、もっと大事な
ものを探してた、ってわけなんだろうけど。
でも、彼の苦悩に共感する前に、私なら、あれぐらいの天才的知能持ってたら、もうそれ
だけでなんにもいらないのにな〜、って考えたりするわけだから、けっきょく共感を求め
るテーマとして考えたのならハナから障害をかかえた作品なのだった。
しかし、私も仕事疲れの上、ショーチューで余計バカ頭で見てたわけだから、きちんと作
品を読み取ることができたかどうかは知ったことではない(オイオイ)。 |
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