●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

友人思いのたえちゃんは結婚式が大好きだす。



友達の結婚式

昨日は、友達の結婚式だった。

友達は、私の友達の友達と結婚した。

簡単に言えば、新郎新婦、どちらも私の友人なのだ。


きっかけは、友達のユキエちゃんが私の結婚式の二次会に来てくれたときに、私の悪友と仲

良くなり、そのうちのひとりが知り合いだったりしたこともあって、それ以来、何かにつけ

ては集まったりしていた。そうしたら、県外にいる友達のチバちゃんとも仲良くなり、ご縁

あって、このたびめでたく結婚の運びとなった。


当日、私はおめかしをしに美容室へ行き、ちょっとパタパタしながら友達に迎えに来てもら

った。そんでまた友達を拾って、結婚式場へと向かった。友人総勢7人。みんな古くからの

仲間だ。

チャペルでの挙式は感動モノだった。私は、どちらかというと「キリスト形式」は「流行り

と憧れ」っぽくて格式に疑問があったが、このたびだけは、「幸せだったらどっちでもいい

な」と感じた。花嫁姿の私の友達はものすごく美しい!感涙していたおばちゃんもいた。

挙式を終えて、披露宴へ。

このたびの私のお召し物は、以前ユキエちゃんに選んでもらった高級スーツ。少々変わって

しまった体型なのだが、10年前のスーツを頑張って着ていったので、ご馳走が食べられるか

だけが心配だった。両家のご挨拶で、ユキエちゃんのお父さんが「飲み放題です」と言って

くださったので、みんなで思い存分飲んだ。ありがとう!オヤジさん!

新郎のチバちゃんは茨城県は日立の人で、今は木更津で働いている。遠方のためいらしてい

たのは本当の身内だけ。私たちは新郎側に座らせてもらった。30数名のこじんまりとした

披露宴だったが、和気藹々として盛り上がった。ご馳走も、食べきれないほど出していただ

いた。ユキエちゃんは結婚して、山形から出て行く。田舎で生まれ育ち、知らない土地へお

嫁に行くのだ。ユキエちゃんのお父さんは思いっきり酔っ払いながら泣いていた。


盛り上がった宴もお開きとなり、お見送りのご挨拶。


チバちゃんのお父さんお母さんには「ユキエちゃんをよろしくお願いします」と言った。

ユキエちゃんのお父さんお母さんに「チバちゃんをよろしくお願いします」と言ったら、お

父さんが「アイツはどうでも良いから、ユキエをよろしくお願いします」と酔っ払って泣い

て言ったので「任せろ!オヤジ!」と言った。そうしたらオヤジさんが大変感激して「おめ

ーイイ奴だな〜!気に入った!」と言ってオヤジさんと私は抱き合った。



戻る