3/23の日記          文は田島薫

ピンクフロイドでけんしょう炎でボブディラン

この春先の3連休は、がたやま娘の話読んでも、みんなどっかで大掃除のようなこと

したくなるのか、同居人もそれを希望してていろんな整理始めてるようなんで、話に

乗り、連休初日は台所の使わない食器類を段ボール箱1個分出して、納戸に押し込み、

2日め3日めは、タンス整理したりしてる同居人の相談に乗ったり、古新聞まとめたり、

古くなりそうなりんごでジャム煮たりした。


で、その他は、新聞読んだりギター弾いたり、大体いつもと同んなじようなことして

たんだけど、土曜の夜、ギター弾いてたら、どうも左手の平の人さし指の元の部分が

痛いことに気づいた。ちょうどピンクフロイドの「ウォール」のコードのある部分き

た時で、これは前からいつも、手のその部分に負担かかってるな、って感じてたこと

を思い出した。何週か前にテレビでたまたまそれを流された時、たいていいつも抱え

てるギターで、おなじみのベースのリフとコーラス部分をインストゥルメンタルのコ

ードでまねてみたら、けっこういい感じだったんで、それからずーっと、その単純な

くり返しをクセのようにしょっちゅう弾き続けてたもんで、あまりに手の同じ部分を

酷使しちゃったせいらしい。


で、日曜日はあんまりギター弾かないようにして、夜は先日テレビの深夜にやってて

録画しておいた映画「アヒルと鴨のコインロッカー」を見た。

宣伝で、本屋を襲って広辞苑を奪おう、って出だしのドラマだったんで、なんだか馬

鹿らしい気がしてて、友人のすすめがなかったら見なかったはずのもんだったんだけ

ど、見始めたらボブ・ディランが流れる若者のドラマなわけで、もうそれで全部許せ

る気になり、後になってみると本屋を襲ったり広辞苑奪うことの必然性も、言われて

みればまあ、たしかにあるんだな〜、ってこともわかり、映画「イージーライダー」


じゃないけど、ボブ・ディラン流れてて若者が悩んでりゃ、なんにも事件が起きなく

てもいいぐらいの気持だったのに、ひねりのきいたストーリーまでサービスされちゃ

ったもんでなんだか得した気分だった。


※「イージーライダー」ではボブ・ディランの曲をロジャー・マッギンが歌ってた


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