●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回のたえちゃんは計画実行を阻む数々の要因の検証とあきらめについてだす。



ゆるーい三連休

こころウキウキ踊る三連休。

ここ山形も、少しずつではあるが春の訪れを感じるようになったので、さぁ、三連休には

家中の掃除をしようと計画していた。現に、三連休の前の日なんて暖かくてコートが要ら

ないくらいだったから、期待がどんどんふくらんだ。


一日目。ちょっと肌寒く、前日楽しく飲んだワインがちょっと残るかなー、みたいに思っ

て、早起きはしたものの、夫がファンである朝の番組の甲斐まり恵さんの天気予報を見て

から、午前中はお天気の様子を見ていて、午後になって洗濯を始めた。気がかりだった掃

除も、ちょこっとだけやって「明日があるから、今日はまぁ、いいか」って次の日に期待

をしながら、昼寝をした。

二日目。まだちょっと肌寒く、また午前中は少し洗濯をしながら様子を見ていて、お昼ご

飯を食べたら眠くなったので昼寝をして、うとうとしていた午後になって伯母夫婦がお彼

岸なので来た。少しお茶を飲んだら帰ったので、その流れですこしおやつを食べた。

夕方になって、夕飯の買い物をしようかとしていたが、朝から部屋着姿の(パジャマ兼)

夫が「出来れば着替えをしたくない」と正直な気持ちを主張し、なおかつ「家にあるもの

でご飯を作れないかなぁ?」と画期的な提案をした。うーんと思いながら冷蔵庫をチェッ

クしたら、なんとか何かを作れそうだったので、間に合わせで簡単な夕食を作った。

三日目。もう朝から少し雨が降っていて寒かったけど、朝のパンを買いに車で出掛けた。

行ったパン屋には期待していたほどのパンの種類がなかったため、3コだけ買って、次の

パン屋に向かった。そこにはけっこうなパンがあったため何個か買って家に戻り、コーヒ

ーを煎れ、お茶を沸かした。そうこうしているうちにお昼になったので、洗濯物を取り込

み、アイロンをかけなくてはならない服にアイロンをかけた。夫は将棋のテレビを見てい

た。それから愛犬わたるのブラッシングをして毛だらけになり、その近辺だけを掃除した。

そしてお昼ご飯を食べた後、もうれつに眠くなったので寝た。母はちょっと出掛けた。そ

うしたら夕方、お彼岸だからと言って夫の両親がうちに来た。あいにく私は寝ぼけており、

お茶菓子も昨日と今日のお昼で食べ尽くしてしまって何も無かった。正直に「母は出掛け

ており、うちにはお茶菓子が何もありません」と申告し、お茶だけ出した。

夜になって食料を買いにスーパーへ出掛けた。この三日間でいちばん動き、遠くまで移動

した、と思った。


そうして私の三連休は終わった。

出来たことと言えば、ずーっとさぼっていた愛犬わたるのブラッシング。

三日間併せて、たぶん一万歩も歩いていないんではないかと思った。


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