●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

余裕たっぷり映画通たえちゃん、映画オモチャにして遊んでます。



読み過ぎ。

夫が会社の飲み会に参加するので、山形市内から車で30分くらいの町へ送っていった。

迎えの時間までの間、どうしようかなーと思って、家に帰っても良かったんだけど、1杯

やって寝ちゃいそうだったし、私が寝ちゃうと、夫の帰りのアシがなくなるので、途中の

シネマコンプレックスで映画を見ることにした。

ちょうど良い時間に上映されていたのは、キアヌ・リーブス主演の「フェイク・シティ」。

サスペンス&ドンパチである。私はあまりドンパチの映画は好きじゃないんだけど、映画

の内容をよく知らないで行ったけど、キャストも良かったし、サスペンスモノは好きなの

で、途中でドンパチと解りつつ観た。ストーリーも面白かった。

もしあれが日本人だったら・・・の「もしもシリーズ」で考えていた。

日本人で組織に加わっていたら・・・上司に認められて、何かしくじったとしても仲間が

いろいろ尻ぬぐいをしてくれるなら、その組織の輪を乱さないようにするだろうな、って

思った。オマケにカネと権力がセットなら、何を見ても何が起こっても黙るだろう。自分

さえ黙ってしまえば、周りに迷惑がかからないのだ。

「真実に目覚めた熱い迷惑男」が活躍するのは、映画の中でのことだ。

実際にそんな人がいたら、日本であろうとアメリカであろうと周りの人々に迷惑がられて、

思いっきり嫌われるに違いない。

そして私の深読みな思考回路。

サスペンスなだけに、登場人物を片っ端から疑って、勝手にストーリーパターンを決めて

しまい、気がついたら上の空で観ていたりした。サスペンスものの観すぎだとか、最近の

映画の奇想天外さに慣れてしまっているからだ、とか思い、ひとりで苦笑してしまった。


そういえば、「おくりびと」が受賞しましたね。

山形の鶴岡というところで撮影されたらしいです。庄内映画村というのがあるらしい。

個人的には、鶴岡って遠いので、あんまり地元という感じがしない。(J1に昇格したサッ

カーの「モンテディオ山形」が「月山(がっさん)山形」というチーム名変更の候補があ

るとのことで、話題になっている月山の近くなんですね)

私はいまいちそんな熱狂ぶりを感じることは出来ないんですが、映画館が遠い郡部などで

公民館での特別上映会があるみたいです。

私もこのブームが消え去ってから観てみようと思います。


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